教職員のつぶやき。 ー 本校の教職員全員が、週一回、リレー形式で、つぶやきます。

晴れ 夏休み

夏の太陽が照りつける中、窓を開けると、蝉の鳴き声が耳を心地よく刺激する。夏休みは、子供心に永遠に続くかのように思えた。

青い空の下、友達と駆け回った日々。汗だくになりながら、秘密基地を作ったり、川で水遊びをしたり。夕焼け空を背景に、自転車をこぎながら家路につく道は、何とも言えない高揚感に包まれていた。

大人になった今、あの頃の夏休みは、遠い日の夢のよう。それでも、夏の暑さを感じるたびに、あの頃の無邪気な笑顔が蘇ってくる。

 

 いきなり何を書いているのか驚かれたかもしれません。これらはすべて生成AIによって作られたエッセイ、画像です。私は指示を出しただけです。驚かれたかもしれませんね。

 今、数年前までは誰も信じられなかったような技術革新が起こっています。19世紀における産業革命にすら匹敵する可能性もあります。確かに生成AIはまだまだ発展途上であり、よく間違えたり、こちらの意図を正確に汲み取ることは難しい段階です。しかし、今後数十年(数年の可能性もあります)で、AIが人間の作業の大部分を取って代わる時代が到来するかもしれません。

 わからないことがあればAIに聞けばいい、解決策がほしければAIに指示を仰げばいい、そんな時代が実際に来たとしましょう。では、私達人間が本を開いて勉強する意味はなくなるのでしょうか。数学の問題を繰り返して解くことは無意味になるのでしょうか。私はそうは思いませんが、もし子供たちに質問された場合、彼らを納得させられる自信がありません。

 かほく市生まれの哲学者、西田幾多郎はカントを引用して

「いまだ研究もしない前に、まずその利益を知ろうとする好奇心ほど有害なるものはない」

と言いました。なるほどと思います。では、どうしてそれが有害なのかと子供たちに質問されたとき、彼らを納得させられる言葉を用意できているでしょうか。偉人の言葉をお題目として掲げるだけでは、それを知ったことにはなりません。遺された言葉や歴史、自然科学が何を意味しているのか、自分の中で消化し血肉となるまで向き合う姿勢が、AIの時代にこそ必要だと感じます。

「いつか死ぬと分かっていても、それがジムに行かない理由にはならない」

と最近聞きました。なるほど、と思いました。運動不足には注意しましょう。