DXハイスクール

2025年12月の記事一覧

【DXの取組】R7_企業見学会 

令和7年12月2日(火)の午後、2年生33名で「ホクショー(株)」「疋田産業(株)」を訪問させていただきました。目的は企業のDXの取組と多様な働き方(特に女性の働き方)を把握することです。企業見学会は今年で3年目。野々市明倫高校の伝統行事となってきています。最初にホクショー(株)さんにお邪魔させていただきました。

➀ホクショー(株)

Ⅰ.企業説明 

SDGsへの貢献や社員の幸福度の向上を意識した取組について知ることができました。特に「なんとかして農家の人達を助けてあげることはできないか。」という課題からコンベヤ(物流自動化機器)を製造するようになった経緯が印象的で、「探究活動」は社会で必要な力だと実感することができました。また高校時代に「努力する能力を身につけましょう」という言葉は、高校生にとって高校生活を頑張ろうと思える暖かいメッセージとなりました。

 Ⅱ. 工場見学 

垂直搬送システムや仕分搬送システム、無人搬送車(AGV)などを見せていただきました。

 DXとは何かを自分の目で確認することができました。

Ⅲ. 座談会

女性社員の方に生徒と近い距離で交流をさせていただきました。

企業の福利厚生や女性の活躍している様子を知る良い機会となりました。

生徒の感想(抜粋)

 ・工場内を見学してみて物流を運ぶ機械がめっちゃかっこいいし、それを動かす操作も楽しそうでした。

・日常生活のささいな問題点(米俵の話)からホクショーさんの様に物流において便利な機械が生まれていってることがおもしろいと思った。工場内見学も自分が想像していた工場での働き方とは異なっていて興味深かった。

・見学でたくさんの機械があったけれど、自動で動いているのもあって、人手不足を解消しているのをみて、工業系もわたしの想像より辛くないのかなと思いました。女性社員もいて休暇も充実しているのも聞いて、工業系にも少し興味を持てました。

 

➁疋田産業(株)

Ⅰ.企業説明と質疑応答

社内のDX、社外のDXともに詳しく説明していただきました。特に印象深かったお話は「DXをやろうとしてしているのではなく、少子高齢化、人口減少などの様々な問題に対して何ができるかを考えた末、DXが必要だと感じた」という話です。当たり前のことではありますが、DXは目的ではなく、手段だということを改めて感じさせていただきました。また整理整頓ができる人は頭の中を整理し、他の人にわかりやすく伝える技術がついてくるというお話は聞いていた生徒の多くが、はっと気づかされたような表情をしていました。

Ⅱ. 倉庫見学 

GTP(自動棚搬送システム)を見せていただきました。機械は熱い、寒いや暗いなどを感じないため、冷暖房や電気代のカットができ、さらに人の手間も減るため、人にしかできない仕事に集中できることを把握できました。

実際に操作させていただきました。

簡単な操作で欲しい荷物が届きました。

生徒の感想(抜粋)

・ロボット導入で社員の歩数が30分の1にまで減らしたのが凄いとおもった。

・DXとは何か、改めて考える機会となった。実際に機械が動くのを見て、意外と動かすのは簡単だとか、安全性は管理されているだとかいうことが知れた。

・整理整頓できるようになりたいと改めて思いました。また、発表がとても聞きやすく、疋田産業がしていることについてすっと入ってきました!キリンみたいな機械があり、自分の家の倉庫とかにあったら高いところにもものをおけていいなって思いました。

 

生徒達にとって「DX」や「多様性」について自分の目で確認できた学びの多い日になりました。