中学生に読んでほしい30冊 より
瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」は、1年生の国語の教科書にも載っているので、なじみのある一冊です。
県の駅伝大会出場に向け結成された性格も走りもバラバラな生徒たち。そんなチームが、だんだんとひとつになって全員で県大会出場をめざすお話です。
6人の駅伝ランナーがたすきをつないで走っている状況はもちろん書かれているのですが、生活環境や性格なども描かれていて、ひとりひとりが主役になっています。それぞれの個性が伝わってきて、どんどん引き込まれチームを応援している自分に気づきます。
この本を読むと、もう少し頑張ってみよう、一歩踏み出してみようと思えます。