ようこそ『癒しのお部屋』へ
ハルカ
YOASOBIが、小説を原作に音楽を作り出すというコンセプトで活動していることを先日ようやく知りました。そこで、ハルカという曲の原作「月王子」を読んでみました。マグカップが主人公の物語なのですが、ハルカというマグカップの持ち主を応援するとても素敵な物語でした。物語の中には、大丈夫♪ありがとう♫幸せ♬大切♩笑った♬という言葉が何度も出てきて温かい気持ちになりました。
原作を読んでから改めて「ハルカ」を聴くと、歌詞や曲の深まりを感じることができたような気がします。好きな曲のひとつになりました。
中学生に読んでほしい30冊 より
瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」は、1年生の国語の教科書にも載っているので、なじみのある一冊です。
県の駅伝大会出場に向け結成された性格も走りもバラバラな生徒たち。そんなチームが、だんだんとひとつになって全員で県大会出場をめざすお話です。
6人の駅伝ランナーがたすきをつないで走っている状況はもちろん書かれているのですが、生活環境や性格なども描かれていて、ひとりひとりが主役になっています。それぞれの個性が伝わってきて、どんどん引き込まれチームを応援している自分に気づきます。
この本を読むと、もう少し頑張ってみよう、一歩踏み出してみようと思えます。
子供の読書キャンペーン ~きみに贈りたい一冊~ より
ウエイトリフティングの三宅宏美さんのおすすめの本は、「夢をかなえるゾウ1」水野敏也著です。本屋さんで、よく見かける本なのですが、読む機会がなくようやく読むことができました。
ゾウの姿をした神様が出した課題をひとつずつ行っていく内容です。出された課題はどれも人生を好転させ成功するためには必要なことばかりなんだろなと思いましたが、その中で私がひかれたのは、「その日頑張れた自分をホメる」という課題です。一日の最後は頑張れなかったことを思い出して自分を責めるのではなく、自分をホメて終わる。自分が頑張れているのを確認することで、成長したり頑張ることは『楽しい』ことなんだと自分に教えるということです。
なかなか自分の頑張りを見つけることができない私にとっては、ステキな習慣だと思いました。
テレビアニメ
夏休み中に「君の放課後インソムニア」のテレビアニメを観ました。七尾の知っている場所やお店などがリアルに描かれていて、とてもびっくりしました。と同時に、どうして七尾なんだろうと思い、ネットで調べました。
「君ソム」のホームページの中に、原作のオジロマコトさんのインタビューがあり目を通すと・・・。
見終わった後の心地よさ・温かみ・作品の優しい空気感や世界観を大事にしたことや、背景を丁寧に描いてもらうことでお世話になった七尾市の皆さんにアニメで還元できたらとありました。確かに観ている間、ほっこりした気持ちになり、そんなすてきな土地に生活していることを嬉しく思いました。自分の過ごしている場所を見つめるいい機会になりました。
図書委員のおすすめ本
図書委員のおすすめ本の中に「都会(まち)のトム&ソーヤ」を紹介している人が二人もいたので、読んでみようと思ったのですが・・・。現在20巻まで発刊されているそうです。すごい!!
どんな状況でも切り抜けられるサバイバル能力を持った内人(ないと)と、「世界最高のゲームクリエーターになり、究極のゲームを作る」という夢がある大財閥グループの跡取り創也(そうや)。究極のリアル・ロールプレイングゲームを作るために冒険する推理小説です。
とりあえず2巻のRUN!ラン!乱!を読んでみました。ハラハラドキドキ、そして感心しながら読みました。
でもでも・・・私は、あとがきがこの本の背景が見えて面白かったです。
おすすめポイント(さばの缶づめ、宇宙へいく)より
「NTB図書だより」に図書委員のおすすめ本!!が紹介されています。 『さばの缶づめ、宇宙へいく』の、おすすめポイントは、『・・・生徒の一言・・・』です。生徒の一言って何?気になって読み進めました。たくさんの人と関わり、助けをもらいながらさばの缶づめは宇宙に行き、そこで「美味し~い!」と感想をもらうことができました。夢がかなったのです。
わたしは、夢がかなったことはもちろん感動しましたが「過程自体がこれからの財産になる」「やってみようという気持ちを持つことが大切」という言葉が印象に残りました。
また、「大事にするべきものは何かを見つめなおす」ことや、結果はでなくてもスタートすることで見えてくることや気づくことがあると思いました。
「宇宙食、作れるんちゃう?」
『癒やしのお部屋』の更新
2021.9.14より
この部屋の意義は、学校になかなか足が向かない生徒、心に晴れないモヤモヤがある生徒に安らぎと一歩を踏み出す勇気を持ってもらうことにある。だから学校生活の日常(楽しいこともあればそうでないこともある)や社会生活のあるあるを多面的(一方的な解釈はしない)に捉え、若干私感(余計なことかもしれないが)も加えながら掲載することによって、少しでも学校生活に希望を持ってくれたり、人間関係を見つめ直したりする時の手助けになってほしいと考えている。掲載するにあたって、基本には「人はどうあるべきか」というテーマが常に根底に流れているように心がけている。四季の変化や自然も大切な「癒し」の要素となる。
とあります。
趣旨にはなかなか迫れないかもしれないですが、なんとなくという感じで更新できればと思います。
開かずのお部屋?
ついにこの学校から去ることになりました。異端爺として数年間、老体にムチ打って頑張ってきましたが、力尽きました。一抹の寂しさを覚えますが、言いたいことは言い切ったという達成感もあります。この部屋は心に晴れないモヤモヤがある生徒に安らぎと癒しと一歩を踏み出す勇気を持ってもらうという目的でスタートしました。目標半ばではありますが、老兵は、静かに消え去ります。
部屋主がいなくなったこの「癒しのお部屋」。今後、入居する方がいなければ「開かずのお部屋」として閉鎖されると思います。長い間、ご愛読ありがとうございました。
異端爺(いたんじい)でした。お世話になりました。
ファインダー越しの世界
爺は昔の人間なので、カメラのモニターを見ながら写真を撮るのが苦手である。あくまでファインダーを覗きながら、写真を撮りたいのである。スマホであろうが、デジカメであろうが、画面を見ながら撮るのはどうもやりにくい。理由の一つは、眼から入ってくる情報が多すぎる事にある。画面とともに周囲の状況が丸見えなので撮影に集中できないのだ。ファインダーを覗けば、周囲の状況はカットされ、構図に専念できる(プロのカメラマンは一方の眼でファインダーを覗き、もう一方の眼で周囲の状況を見るというが、自分はそんな器用なことはできない)。ファインダーを覗けば、自分だけの世界に浸れるのである。周囲の雑音が気になってどうしようもない人、自分だけのファインダーで世界を見ると、心が落ち着くかもしれませんよ。
異端爺(いたんじい)でした。
「癒しのお部屋」の意義
数年に一度はこの部屋の意義を確認しなければならない。方向性がブレてはいけないからだ。この部屋の意義は、学校になかなか足が向かない生徒、心に晴れないモヤモヤがある生徒に安らぎと一歩を踏み出す勇気を持ってもらうことにある。だから学校生活の日常(楽しいこともあればそうでないこともある)や社会生活のあるあるを多面的(一方的な解釈はしない)に捉え、若干私感(余計なことかもしれないが)も加えながら掲載することによって、少しでも学校生活に希望を持ってくれたり、人間関係を見つめ直したりする時の手助けになってほしいと考えている。掲載するにあたって、基本には「人はどうあるべきか」というテーマが常に根底に流れているように心がけている。四季の変化や自然も大切な「癒し」の要素となる。
7年前にスタートしたこの「癒しのお部屋」。回数にして63回を数えることになった。この部屋を訪れたすべての人が癒されてほしいと願うばかりである。
異端爺(いたんじい)でした。