癒しのお部屋

帆と風

 

 先日、新聞でドイツの評論家ベルネの言葉「政府は帆、国民は風、国家は船、時代は海」を知った。なかなか考えさせる言葉である。これをすぐ学校に置き換えるのは、元教師の悪いところ。さしずめ「生徒は帆、教師は風、教室は船… 」といったところか。教師の思いや願いを込めた風を、生徒の帆が受けて、教室という船が進んで行く。いや、生徒からの風を教師が帆となって受け止めて進んだ方がいい方向に進むか。どっちにしろ生徒と教師は、「帆」と「風」の関係に違いない。ただし、あまりにも風が強すぎて、荒海に沈没だけはしないように。

                    【初代斜男(ななお)でした】