2年 道徳の様子

2年生の道徳の時間を紹介します。この日は、「わりこみ」というお話をもとに、授業を進めていました。

公園ですべり台前に出来た長い列。自分の前にわりこんできた男の子をにらんだ「ぼく」を見て、わりこんだ子は「きみの後ろならいいだろう。」と「ぼく」の後ろに並ぼうとしました。その後ろには、多くの子が並んでいる状況の中、初めは「自分の後ろならかまわないかな」と思っていた「ぼく」が、周りの子の様子を見て思い切って「わりこみはいけないよ」とはっきりと伝えるというお話です。

先生は、「ぼく」は心が変わったんだけれど、どうして心が変わったのかがわかると自分の心も変わるヒントになるよね。どうして変わったのか、「ぼく」の気持ちを考えていくよと投げかけて授業を進めていました。

「ぼく」の気持ちをしっかりと発表する子や、それをしっかりと聞いている子の姿から、2年生の子ども達の心をたがやす時間になっていることが伝わりました。気持ちの持ちようは一朝一夕で変わることは難しいですが、毎週道徳の時間に一人で自分なりに考えたり、気持ちをじっくりと考えて書いたり、友達と話し合って深め合ったりすることの積み重ねを学校では大切にしていきたいです。