<授業拝見>3年1組

12月3日(火)3限目 国語

 今日は、3年1組の国語の授業を参観しました。子ども達は、朝鮮半島に伝わる民話「三年とうげ」を読み、おもしろいところを紹介し合うという学習をしていました。この民話には、昔から言いつたえのあるとうげが出てきて、その言いつたえ(三年とうげでころんだならば、三年きりしか生きられぬ)を信じて病気になってしまうおじいさんが登場します。病気のおじいさんをおみまいに来た水車屋のトルトリの知恵で、おじいさんが元気を取り戻す様子がおもしろく、児童は自分なりの読み方で、「おもしろいところ」をとらえて聞き合っていました。

 授業の中盤で、担任の岡田先生から「おもしろいところを聞き合って、友達の考えからなるほどと思ったことはあったかな」という問いかけがありました。自分の考えだけでなく友達から学ぶということです。子ども達は、おもしろさをとらえる際の視点が、おじいさんの「行動や性格」「おじいさん以外の登場人物の気持ち」「歌の変化」「言いつたえの見方」など様々だということに気づき、新たな視点でおもしろさをとらえ直していました。民話のおもしろさが分かり、世界の民話にも読書が広がっていくといいと思っています。