無言清掃に取り組む子ども達

大根布小学校では無言清掃に継続して取り組んでいます。無言清掃は、清掃に集中することが出来、気づく心や感謝の心を育てることが出来ると言われています。

9月1日は、清掃場所交代の日でした。場所が変わると、掃除の手順や自分たちの役割について確認する必要があるため、どうしても会話は必要となります。それでも、掃除時間の後半には、学校からほとんど子ども達の話し声は聞こえてこなくなりました。

わかば学級を見てみると、3人で一生懸命自分たちの教室を掃除していました。雑巾がけを熱心にする子、小さなゴミも取りこぼさないように気をつけながらちりとりにゴミを集める子、重たい物を進んで運ぶ子など、それぞれの仕事を一生懸命しています。

 

5年生の教室では、ほうきと雑巾で隅々まで意識しながら掃除に取り組む姿が見られました。やっぱり無言です。ほうきの子は、壁際にのこったほこりを懸命に取ってくれています。すると、充電庫下のほこりに気づいた雑巾係の女の子が、ほうきを持っている男の子に小さな声で「ほうき、貸して」と声をかけました。借りたほうきでせまい充電庫下から、ほこりを掃き出していました。さすが高学年です。

 

 

1階の職員室前から続く長い廊下は2年生の担当場所。どの子も黙々と雑巾がけをしています。掃除が終わった頃には、廊下はきれいになっていました。小さな体で頑張る2年生の姿に感謝です。

掃除の時間が終わり、3年生の教室では今日の掃除を振り返る反省会を開いていました。この日は、無言清掃が上手にできなかったという結果だったので、担当場所の先生と子ども達は、「今日は、清掃場所交代でおしゃべりが多かったから、明日は無言清掃がんばろうね。」と声を掛け合っていました。上手くできなくても、次は頑張ろうと思う姿が素敵です。

黙々と15分間集中して掃除することが出来る力は一朝一夕で身につくものではありませんが、少しずつみんなで積み重ねていきたいと思います。