学期末の様子から(6年着衣泳)

1学期の水泳授業は7月21日で終了しました。最後の授業は高学年による着衣泳でした。着衣泳とは、日常着を着たままプールに入り、歩いたり、泳いだりすることで、実際に海難事故に遭遇した際に身を守るためにどんな事に気をつけることが必要かを学ぶ授業です。

まずは、水の中で歩いてみたのですが、「重い」「進まない」というつぶやきがあちらこちらから聞こえてきました。水を含んだ着衣の重さを実感した後に、泳ぐ体験もしてみました。これも、子ども達にとっては初めての体験でした。意外とすいすい泳げる子もいましたが、「(思ったより)進まない」と苦労している子が多かったです。

授業の後半には、実際に海難事故に遭ったときには、泳いで体力を消費するのではなく、じっと浮いて待つことが効果的であることから、服を着たまま水の中で浮く練習もしてみました。そのままでは、なかなか上手に浮けないのですが、空のペットボトルを胸に抱えてみると浮きやすいことも実感しました。

あってはならない海難事故ですが、万が一に備えての貴重な体験となりました。