diary

小松マテーレ株式会社 会社訪問

 令和7年度ふるさと教育・創造的復興教育推進事業の一環で、小松マテーレ株式会社を訪問し、能登半島地震の復興支援等にどのように関わっているのかを学びました。

 今回の訪問では、実際に触れたり簡単な実験を通して、小松マテーレ株式会社が開発した製品について学べる施設「fa-bo」を見学した後、本校OBOG社員による仕事紹介や高校や大学での学びについて教えていただく機会を得ました。

  「fa-bo」は隈研吾氏がデザインした芸術的な建物で、入口から感動のため息が洩れました。施設内では、小松マテーレを代表するカボコーマとグリーンビズについて教えていただきました。

カボコーマは、従来の鋼鉄製のワイヤーと比べてはるかに軽くて強い特長があり、耐震補強に大きな役割を果たしていることを学びました。

 グリーンビズは、能登半島地震で廃棄物となった瓦など、廃材を再利用した製品で、大量の水を吸収することができ、屋上緑化やグリーンカーテンに利用されています。富山県立ガラス美術館や国立競技場でも採用されているそうです。

  「fa-bo」見学後には、OBの瀧能さんからは、主に次の3点を教えていただきました。

①    ものづくり分野に従事する喜び:産みの苦しみはあるけれども、無の状態から製品化したものが、人々の目にとまり様々な分野で活用されていることを知ると、自分が世の中に貢献できていると実感でき、もっと良い製品を作ろうというモチベーションになる。

②    コミュニケーション能力:製品開発はチームで行うので綿密な情報交換が大切。また自社製品の利点を設計士や建築士に伝えるときもとても重要。高校生のあいだから、いろいろな人と話をし、コミュニケーション能力を養っておくと良い。

③    英語力:カボコーマは海外企業からも注目されており、様々な展示会に出向いて紹介をする機会が多い。依頼を受けてからプレゼンまで短期間で行わなければならないことも多いので、即戦力としての英語力(特に話す力)が必要。

また、OGの大谷さんは、大学ではフランス語を専攻した文系出身ですが、洋服が大好きで服の素材開発に携わる小松マテーレ株式会社に就職したそうです。入社後は、体温を活用し涼しさや温かさをより感じられる素材の開発に携わったそうです。今後は、環境負荷がかからない素材開発に関心があると話してくれました。

  質疑応答の時間には、教えていただいた製品や、自分たちの探究活動テーマに関連することを積極的に質問する姿が見られました。自分たちの五感をフルに使って人々の暮らしの安全と快適さを追求する最先端技術を体感でき、今後の学校生活のアドバイスも頂くなど、有意義な時間を過ごすことができました。

 ものづくり日本を支える人材となる歩みをさらに一歩進めた40人でした。