やすらぎ加賀教室の日誌
第3回事例検討会を行いました
11月29日(金)15:30~16:50 加賀市教育総合支援センターにて、今年度第3回の検討会は、講師に金沢大学の原田克巳准教授を迎え、加賀市内の高校・特別支援学校、関係諸機関等から17名の参加を得て開催されました。
のぞみ教室の研修室には近く開催されるクリスマス会に向けての飾りつけがされて
おり、賑やかな雰囲気の中で会は進みました。
今回はいつものPCAGIP法ではなく、テーマに沿った座談会形式に変え、デーマは「学校不適応生徒について」としました。
参加者からは、「高校に入ったら登校できるようになった」「複数で同じ学校に進学したら、同じ境遇から互いの不足している学習面を補い合っている」「『夢がある』と言う生徒の思いを大切にすべきだ。ある例では意志を尊重して進路変更をした。」「言葉を交わし合う関係性が大切、SCに初めて自分のことを語るようになった」「親が学校に行かなくていいと言いつつ、“行って欲しい感”がにじみ出ているのは、ダブルバインディングで良くない」「登校できるようになった生徒は、『なぜ登校できなかったのか、なぜ登校できるようになったのか、自分でも分からない』と言っていた」「他にあるかも知れないけれど、今目の前にあって、今できる最善のことを考える」など、色々な話が出ました。
講師からは、「ネガティブ思考の人は不安を呼び込むタイプ。でも、人生何が起こるか分からない。良いことと悪いことが起こる確率は半々。」「今までに自分が躓いたこと、傷ついたことを考えると、不登校の生徒達とつながれることがあるので、それを言葉で伝え、分け与えて欲しい。」との助言を頂きました。