やすらぎ加賀教室の日誌

加賀フレンドシップ活動が終了しました

 大変な大雪に見舞われ、ここ加賀市中央公園もしばらくは閉ざされた状態でした。しかし、今日は久しぶりにポカポカ暖かな日差しが降り注ぎ、まるですっかり春になったようなお天気です。もうそろそろ3月、卒業式のシーズンですね。また一区切りの時期が近づいています。

 先週の2月21日(水)、加賀聖城高校の校長室において、加賀フレンドシップの今年度の活動を振り返る反省会を行いました。平成17年度より金沢大学原田准教授のお世話で、のべ72名もの学生さんがこの事業に参加して下さり、大きな成果を上げています。原田先生からは、「報告を聞いて、経験から多く学ぶことがあったことを嬉しく思う」とのお言葉をいただきました。
 今年度参加して下さったの大学生の、活動報告の一部を紹介します。

【Aさん】 

 不登校の生徒のイメージが変わった。はじめは接し方がわからなかったが、一緒に体を動かしたり、話す時も内容をよく聞いたりした。自分から積極的に話すと良いと思った。子供たちにとっての“休憩所”としての「のぞみ教室」の存在は貴重だと思った。

【Bさん】

 子供たちの多くは、自分の行動を深く振り返って深く考える力があることや、他の人の目線に立って考える力があるということを知ることができた。のぞみ教室では最後に一日を振り返る時間がありそれを発表するので、このような力がつくのではないかと思う。参加して気づくことが多く、有意義だった。
                     
         

【Cさん】

 中学校では先生と生徒との距離がとても近いと感じた。支援員の先生方と話して、一人一人に応じた支援をしているとわかった。後半の「のぞみ教室」では人数が多くて驚いたが、学年が違ってもみな仲良くしていて、異学年との関係性ができているのはいいなと思った。

【Dさん】

 相談室で先生方の様子を見ていると、とても多忙で支援は大変そうだった。単位をとってゆくという時間の制約もあり、確実に支援をするのは大変だと思った。活動を通して、先生と先生、先生と生徒、先生と保護者などの様々な面でのつながりが、支援の場では一番力を持つのだと分かった。       
 
          
【Eさん】

 先生から生徒の悩みを解決するのが私たちの役割でなく、解決はその生徒自身がするのだと聞いた。確かに先生方を見ていると、生徒には「こうしなさい」などと言わず、「何がしたいの?」と訊いていた。あくまでもサポート役なんだと改めて思った。              
                          
【Fさん】

 児童との関係の築き方を工夫し、生き生きと活動でき、楽しいという気持ちを共有できたことがよかった。また、児童の頑張りを認めることの大切さも学ぶことができた。児童がどう変わったかわからないが、少しでも来てくれてよかったと感じてもらえたら嬉しいと思った。

 参加いただきました各学校やのぞみ教室の担当の先生方、ありがとうございました。

来年度もどうぞよろしくお願いいたします。