志賀高日誌

救急法講習会

 10月16日(月)、日本赤十字社石川支部より講師の方をお迎えし、救急法講習会を行いました。各部活動から選出された生徒23名とPTAより2名の方が参加しました。 

 学校長のご挨拶の中で、「学校現場でも、救命が必要な場面に遭遇することがある。目の前で誰かが倒れたときに、迅速に救うための行動をとることができたか、がとても重要になる。」とお話がありました。講師の方からも、救命のための4つの連鎖「心停止の予防」「早期認識と通報」「一次救命処置(心肺蘇生とAED)」「二次救命処置と集中治療」が途切れないように繋げることや救急車到着までの約8分間に一次救命処置を行うことの重要性(救命率は1分で約7~10%低下、心臓や脳への影響など)についても具体的に分かりやすく説明していただきました。また、特に重要なこととして、①通報を忘れない②AEDの場所の確認③一歩踏み出す勇気であることも教わりました。

 今回、人工呼吸の方法も習い、胸骨圧迫、AEDの使用も含め、人形を使って練習しました。生徒たちは練習を通して、胸骨圧迫を救急車到着までの約8分間、一人で続けることの大変さ、交代の大切さも感じていました。

 実施後のアンケートでは、ほとんどの人が「講習会の内容は理解できた」「人が倒れる場面に遭遇した場合、心肺蘇生を実施しAEDを使うことができる」と答えています。また、「もし遭遇した場合、自分ができることは全部したいと思った」「もし倒れている人がいたら、勇気を出して、周りに助けを求めたりしようと思った」「胸骨圧迫の大切さがわかった」等の感想も沢山いただきました。

 学校の中で、あるいは外で、万が一事故に遭遇した場合、勇気を出して動くことができる志賀高生が一人でも増えるよう、今後も生徒対象の救急法講習会を継続していきます。

救急法講習会