学校長 ご挨拶

      

     このたびは、石川県立金沢商業高等学校のホー  ムページへのアクセス、誠にありがとうございます。
 本校は、明治33年金沢市立金沢商業高等学校として創設され、学制改革により石川県立金沢菫台高等学校を経て、現在の石川県立金沢商業高等学校と改称され半世紀を越えました。
 令和2年で創立120年目を迎えた歴史と伝統を誇る商業の専門高校です。平成26年度、商業高校としての最新の設備を備えた新校舎とグラウンドが完成し、同窓会からクーラーを寄していただき、恵まれた環境で学習や部活動に頑張っています。
 この素晴らしい環境を十分活用し、石川県の商業教育の拠点校として、しっかりした成果を残していかなければならないと強く考えております。
 本校は、現在2万9千余名の卒業生が、有為な人材として地元金沢はもとより県内外の政財界・経済界をはじめ各方面で活躍しており、同窓会も非常に活気があり、本部はもとより、関東・関西支部も精力的に活動し、母校発展のために頑張って頂いております。本校は商業教育を通じて、豊かな人間性・社会性の育成と社会に貢献し、将来リーダーとなる生徒の育成を教育目標とし、「人づくりの金商」を目指しております。
 そして、時代のニーズに応えるために、一昨年度入学生より教育課程を変更し、従来どおりの商業が学習できる「ビジネスコース」に加え、四年制大学進学希望者の指導を充実した「カレッジコース」と国内外の観光客に対するおもてなしに対応できる「観光サービスコース」を新設し、就職はもちろん進学もできる金商として生まれ変わろうとしています。
 さらに、健全で逞しい心身の練磨育成を目指し、部活動も大変盛んで、全国制覇を成し遂げている名門女子バレーボール部やインターハイ決勝進出の少林寺拳法部の活躍に続けと、野球部をはじめとする各運動部が切磋琢磨し、ともに好成績を残し素晴らしい校風を築いているところです。そして商業部の珠算・電卓部や文化部も着実に成果を挙げ、運動部に続けと躍進を誓っているところです。
 また、平成26年度から3年間の文部科学省指定の「成長分野における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業においても観光・英語人材育成で確実に成果を挙げ、シンガポールの高校生との交流事業も定着しつつあります。
 今、石川県は北陸新幹線金沢までの開業効果で、観光業やサービス業で大変活況があり、本県の商業高校にとっては力強い追い風になっております。また、平成27年11月5・6日には全国産業教育フェア石川大会が石川県産業展示館を中心に開催され、中学生に対して専門高校の魅力をしっかり発信でき、ご来場の県内外のお客様に、本校生徒が率先して「おもてなし」に取り組み、石川県の歴史、伝統、文化、和食等を堪能していただけたと思っております。また、同時開催された金商デパートでは過去最高の3万人の来客数となり、大盛況で運営できましたことに心より感謝申し上げます。
 終わりに、教職員と生徒が一丸となって、本校の更なる発展のために取り組んでいきますので、PTA、同窓会そして地域の皆様方の温かいご支援を心からお願い申し上げ挨拶とさせていただきます。