日誌

文化芸術事業・吉増剛造さんをお迎えして

 10日(金)の3~4限目に、文化庁の事業として日本の詩人で日本芸術院会員である吉増先生をお招きし、お話を聞きました。吉増先生は現代詩壇の先鋭的な詩人として活躍されていて、子どもたちはどんなお話を聞けるか楽しみにしていました。

 吉増先生は、いろいろな思いのこもった所持品を紹介されながら、ご自身の創作活動の動画を見せていただき、作品を作ることの面白さを子どもたちに伝えてくれました。今日の作品づくりのテーマは《円のような、丸のようなもの》をアイマスクをして、画用紙にかく活動でした。子どもたちは思いのままにいろいろなペンをとり、5分の時間をかけて、じっくりと作品を仕上げていました。仕上げに吉増先生が持ってこられた貴重な画材でアクセントを加えて下さり、子どもたちの作品が完成しました。約1時間のお話でしたが、あっという間に時間は過ぎていきました。

 お話のあと、吉増先生は「楽しい時間だったぁ」とのコメントをいただき、子どもたちもうれしそうでした。今回の作品は額に入れて、子どもたちに持って帰ってもらう予定です。子どもたちにとて「本物に触れる」貴重な体験となりました。