日誌

12/5 今日は半崎美子さん来校!

 5日(木)、今朝も曇り空に晴れ間がのぞく朝となりました。相撲場周辺の倒れたブロック塀が整理され、車が通りやすくなりました。ありがたい限りです。 

 本日の午後、シンガーソングライターの半崎美子さんが来校され、子どもたちに特別授業を行っていただく日です。1月1日後、半崎さんのホームページから「是非正院小に来てください!」を2回つぶやいたところ、11か月を経て来校が実現しました。午前中はみさき小で授業をされ、12時30分頃本校に来校されました。

 玄関で「ようこそ、正院小学校へ。お待ちしておりました!」と握手すると、半崎さんは涙を流し、来校が実現したことを喜んで下さいました。さっそく給食を食べている児童のところへ。一緒に給食をいただいていただきました。ちょうど今日は「あえのこと給食」。田の神様にお礼を伝える奥能登の行事に合わせた給食です。子どもたちはなんとか説明しようと声をかけながら照れくさそうに食べていました。

 

 その後しばらく休憩をとり、13:30からの授業の準備をしていると、半崎さんのご親戚にあたる方が来校。半崎さんの父方の祖父が珠洲出身で、そのご親戚が今でも珠洲・正院町においでるとのこと。互いに元気なことを確かめ合われていました。 

 いよいよ13:30から音楽室で特別授業です。半﨑美子の「地球へ」が、今年度より小学5年生の音楽の教科書に掲載されました。この歌のメッセージを直接子供達に伝えてほしいという希望を多くの学校からいただき、音楽や道徳の授業として、半﨑美子本人が子供達と一緒に歌ったり、この歌のメッセージについて語り合ったりする特別授業を6月からスタートされました。

 最初に校長から、今日半崎さんが来校された理由を話しました。半崎さんが「ショッピングモールの歌姫」と呼ばれていること、7~8年前に半崎さんのテレビ番組で半崎さんを知ったこと、1月の発災後校長から「正院小に来て!」を2回つぶやいて本校に来ていただくことになったことを話しました。最後に、今日は半崎さんと一緒に素敵な時間が過ごせることに感謝することを伝えました。

 その後、半崎さんご自身から、自己紹介していただいて、子どもたちと歌う「地球へ」へ込めた思いと歌う時のポイントを、子どもたちと一緒に確認しました。いよいよ子どもたちの「地球へ」全員合唱の時間です。子どもたちはこの1ヶ月練習に取り組んできた成果を見てもらおうと、精一杯歌ってくれました。半崎さんは涙を流しながら聴いて下さり、子どもたちの合唱をたくさん褒めて下さいました。

 最後は、半崎さんご自身による、子どもたちへの歌のプレゼントです。「地球へ」「明日へ向かう人」「明日への序奏」の3曲を歌って下さいました。子どもたちにとって、かけがいのない素敵な時間となりました。 

 最後に、児童代表として6年生2名が今日の授業の感想と、仮設の皆さんと育てたお花を押し花にして作ったしおりをプレゼントし、アーチとハイタッチでお送りしました。

 その後、しばらく休憩をされてお帰りの時間になりました。子どもたちは全員玄関に集まって、自然にアーチを作って半崎さんを見送ってくれました。半崎さんから「また来るね!」との一言。再開を誓い合って、お別れしました。

 半崎さんは昨日も愛知県で特別授業をされ、本日ご来校いただいたとのこと。本当にありがたく貴重な時間となりました。お忙しい中のご来校、本当にありがとうございました。また子どもたちと逢える日まで、お元気で!