理科室から

アルコール脱色法でデンプン確認

 秋の校庭の草花をつかって,光合成の確認実験を行いました。
 今回は,1度目の「たたき出し方」ではなく,エタノールを使った「脱色法」でやってみました(上の写真は,エタノールで脱色している様子)。緑色が抜けた葉っぱの様子に驚き,エタノールがきれいな緑色に染まったのを見て喜んでいました。
 1日前にアルミホイルでおおった葉と,そのまま太陽光をあてた葉との違いは歴然。雑草も,ちゃんと光を浴びて光合成をしていることが確認できました。

「ハトのエサ」を植えてみました

プランター 5年生との最初の授業は「タネと発芽」のお話。
 大量にタネが入っている「ハトのエサ」を準備。これらのタネが発芽するのか予想を立てながら実験してみました。
 見事発芽したタネ達を,今日,プランターに移し替えました。
 どんな風に育つのかな。興味津々の子どもたち。

なんという花だろう…

ヒメリュウキンカ 今,珠洲市のあちらこちらに,黄色の花が咲き乱れています。
 背の高い植物は,ほとんどが「菜の花」。
 背の低いのがタンポポ…かと思いきや,ちょっと葉のようすも違っていて,花の様子も違っています。どうも帰化植物っぽい感じもします(西洋タンポポだって帰化植物ですが)。
 この植物の名前を調べてみました。
「ヒメリュウキンカ」と言うそうです。とても繁殖力が強くて,タンポポ以上にあっという間に広がります。引き抜こうとしても,根元からにゅるっと取れてしまって地面の下の根っこがしっかり残るような仕組み。
 原産はヨーロッパからシベリアだそうです。

アサギマダラの幼虫・サナギ

 今,珠洲には,アサギマダラという蝶が,海岸に来ています。この蝶は,長距離の渡りをする蝶として有名で,九州などからも飛んできているようです。どうしてそんなことが分かるのかというと,アサギマダラを研究している人(マニアも含む)は,蝶を捕まえて羽に名前や日付・捕獲場所などをマーキングし,もう一度放してやるのです。こういう作業を,あちこちでやることで,同じ蝶が捕獲され,どこから飛んできたのかが分かるというわけです。
 珠洲に来るときには成虫となっていて産卵も行わないので,卵や幼虫の姿を見ることはできないのですが,白山市の知り合いから分けてもらい,学校で観察しています。
 サナギは,とてもきれいな緑色で,金の点々まで入っています。いつ羽化するのかな。

夜 夜空と奥能登国際芸術祭

 奥能登国際芸術祭が終わりました。
 FBには,星空好きな人が撮影した芸術祭の作品とのコラボ作品が掲載されています。
 せっかくなので,子どもたちにも紹介したいと思って,理科室前ローカに飾っておきました。
 撮影者には,ちゃんと許可を取ってあります。
 写真には,オリオン座や昴なども写っています。

アゲハの幼虫

 3年生の教室に,アゲハの幼虫がいます。
 学校の向かいのお家のおばあちゃんから,「レモンの鉢植えに幼虫がいるからどうですか」と声をかけてもらい,頂いてきました。レモンの実もできているのですが,それは,あとでお返しすることにします。
 今じゃ,ほとんど,葉っぱがなくなってきていて,レモンがうまく熟してくれるかどうか心配なほどです。
 一部はサナギになっています。来年の春が楽しみですね。

プランクトンを見てみました

 学校の池から網を使ってごそごそやって取ってきた水を顕微鏡で見てみました。
 今回は,ゾウリムシやミカヅキモ,ワムシの仲間や何かの幼虫などをみることができました。球形の物体がくるくる回っているのが沢山見られましたが,それが何かは分かりませんでした。
 ま,5年生にとっては,同定することよりも,池の中には小さな生き物が沢山住んでいることが分かればいいのです。
 ある子のプレパラートには,写真のような生き物がいました。ワムシなのか,ラッパムシなのか分かりませんが,口にある繊毛を盛んに動かして,自分より小さな生き物を食べようとしているようすが見られました。上のでかいやつは,花粉か何かが割れたものだと思います。

ワルナスビという植物

ワルナスビ 学校の花壇とブロック塀の間から,ジャガイモの花のような花をさかせた雑草が生えていました。茎を見ると,バラよりもするどくとがったとげがいっぱいです。なんとも,危険そうな植物です。
 ネットで調べてみると,「ワルナスビ」という種類の植物のようです。ジャガイモと同じナス科の植物。
 ワルナスビは,外来種で,とても強いので増えているようです。

カブトムシの幼虫60匹!

カブトムシの幼虫 今年もまた,公民館の館長さんから,カブトムシの幼虫の入った土を頂きました。さっそく,三つのケースに分けて入れてあげましたが,その数,60匹。
 希望者には,分けてあげようと思います。
 腐葉土が入ったケースを持って来て下さい。少しの腐葉土なら学校でも分けてあげますよ~。

水溶液の同定

 水溶液の性質の最後は,「未知の水溶液を同定しよう」です。
 今回は,一時間で終えたかったので,5種類の水溶液を準備しました。
 子どもたちには,炭酸水,塩酸,ミョウバン水溶液,アンモニア水,石灰水,食塩水,砂糖水のどれかであると言ってあります。
 班で相談し実験。においやリトマス反応,蒸発させてみて残った物を見る…などの実験をして,見事同定できました。
 子どもの感想を紹介します。

 なんの水溶液かわからないものでも,性質がわかれば,わかってすごいと思った。なやみながらも,できたので,探偵みたいで面白かった。(Hくん)

天日塩を手に入れました

 天日塩(てんぴえん)を手に入れました。メキシコ産のこの塩は,親指の指先くらいの大きさのものもあり,塩にしては,なかなかの迫力です。これを金づちで割ると,その切り口はキレイに割れます。いわゆる,劈開(へきかい)面が現れるのです。塩の結晶ですね。
 もっと丁寧にする場合は,天日塩に釘先をあてて金づちでそっとたたくことを繰り返すといいです。うまくいけば,きれいな6面体ができることでしょう。
 6年生には,最後の授業に一緒にやってみるつもりです。

川の近くに家を建てると…

 雨が続いて,延び延びになっていた「水の流れの実験」をやっとすることができました。
 この実験の内容は次の通りです。
①S字カーブの川をつくり,ある程度,川のかたちを固めておく。
②川の近くに家に見立てたフィルムケースを置く。
③作った川に上流から水を流す。
④どの場所のフィルムケースが安全か,観察する。
⑤フィルムケースが流された場所に堤防を築く。
⑥流れがどのように変わるか見る。
⑦流す水の量を多くして,しばらく観察する。
などです。
 この実験を,どの段階でやるかで,いろんな学習の可能性が出て来ます。
 今回は,まとめのよ時間だったので,学んだことが本当かどうかという確かめの実験になりました。
 子どもたちは,1時間中,真剣に水遊び?をしていました。

地層・珪藻土見学

露頭見学 晩秋の晴れ間をぬって,地層見学に行って来ました。
 県の天然記念物にも指定されている平床貝層とその近くの露頭,そして,珪藻土採掘場の見学です。
 露頭のある場所は,能登建設さんの資材置き場になっています。いつもはロープが係っていますが,連絡をすると空けて置いてくださいますよ。
 珪藻土採掘場は,昨年からの課題だった珪藻土採掘のですが,今年は,総合的な学習をからめることで時間をとることができました。能登ダイヤさんにお世話になりました。ありがとうございました。
 このあと6年生は,いただいてきた珪藻土からケイソウを取り出す実験をします。
 まだ,総合では,珪藻土のブロックを使って彫塑をするそうです。

鹿沼土から鉱物をとりだす

 地層の授業の一コマ。
 今日は,園芸用に販売されている鹿沼土から,火山灰(鉱物)を取り出す作業をしてもらいました。
 鹿沼土は,栃木県の鹿沼市から良くとれることからつけられた名前だそうです。関東ローム層の一部の地層です。火山灰が泥などと混ざってできた地層ですので,泥を水で洗い流すことで,鉱物を取り出すことができます。
①薬さじ1はいぐらいの鹿沼土を,強い入れ物に取る。
②水を少々入れて,鹿沼土を良くつぶす。
③上澄み液を流す(水道の場所に流さないように注意させる)
④泥の色がなくなるようになるまで,数回②③をくり返す。
⑤出てきた鉱物を紙に取り出し,数回,指の腹でくりくりやって,乾燥させる。
⑥ライトスコープで観察する。
 出てきた粒が,先に見た火山灰の粒とよく似ていたので,子どもたちも満足してくれました。

タブレットで実験結果を撮影

 「流れる水のはたらき」の学習です。
 流れる水は,それこそ,流れていって,最初の形はどこにも残っていません。川の流れの筋が変化する様子もよく見ていないと見落とします。そこで,動画で撮影しておくと,あとで何度も見直すことができて便利です。しかも,他の班の実験も見ることができて,これまた,体験活動が充実することになります。
 今回,タブレットで動画を撮ってみました。
 まだまだ扱い方が未熟で,指導者も分かっていない部分がありますが,今回の授業での導入はよかったです。

川のでき方を実験する

 「流れる水のはたらき」の実験です。
 前の日までに,猫車に4杯分の砂を運んでおいてもらいました。
 少しだけ山にしたところに,水を流します。
 今年は,校務員さんと,ホースをセットする部品を作ったので,ホースは手に持つ必要がなくなりました。しかも,ホースの先には,如雨露の口をつけて,まさに,雨を降らせます。
 川ができたり,その川の流れが変わったり…と,大騒ぎ。
 さて,教室でまとめるときには,ちゃんと土地がどう変化したのか,発表できるかな。
 念のため,動画も撮ってあるけどね。

脱皮,羽化?

 今日,給食が終わってから,3年生の女の子が寄ってきて,
「先生,3年教室に抜け殻があります。ちっちゃいです。見に来て下さい。」
と言ってきました。
「わかったよ~。歯みがきしたら行くね。」
といいながら,廊下に出ると,他の3年生も言いに来ました。ついでに,担任の先生まで。
 さて,教室にいってみると,その抜け殻は,大事そうに,配達物用のカゴの中に入っています。2つありました。肉眼ではよく分からなかったのですが,なんとなく,ヤゴの抜け殻のようにも見えます。どこにあったのか聞くと,教室の外の壁らしいです。よく見つけたものです。
 デジカメでマクロ撮影して見てみると,やはり,小さなトンボ系統のヤゴの抜け殻のような気がします。詳しいことは分かりませんが,あとで,私の師匠に聞いてみますね。

いろいろな花粉を観察したよ

ゴーヤ 今日は,いろいろな花の花粉を観察しました。
 観察したのは,ヘチマ,アサガオ,ゴーヤ,ヒガンバナ,そして,キキョウです。
 さすが,3度目ともなると,顕微鏡の扱い方にも慣れていていました。
 スケッチもしっかりできたし…。
 今日は,朝から生憎の雨(大雨,洪水警報が出ていたくらい)で,花粉が流れたりしていないだろうかと心配しましたが,心配無用でした。
 写真は,ゴーヤの花粉です。400倍くらい。

星のお兄さんに会ってきました

 昨日,星のお兄さんに会ってきました。星のお兄さんというのは,「ラフォーレ琵琶湖」のプラネタリウムで解説をしている方です。が,この解説がとても面白いのです。
 今の6年生には,4年生の時にこの方のDVDを見てもらい,それ以来,何度か見てもらっています(春夏秋冬の星の解説がある)。
 今回,本物の「星のお兄さん」が隣町の満天星に来て,解説してくれました。そこで,参加者を募ったところ,直小学校からは,4名の子どもたちが参加してくれまし(内,一人は中1)。
 理科室に飾りたいので…と,サインもお願いして,ついでに,記念写真も。

ヨウ素でんぷん反応の実験

 2学期に入っての1時間め,ヨウ素でんぷん反応を見てもらいました。内容的には1学期で既にやってあるのですが,天気が良くなくて,十分な結果が出なかったんです。
 しかし,今回も授業が午前中だったので,十分に日が当たったとは言えない状態での実験でした。それはそれで,興味深い実験となりました。
 時間さえ許せば,いろんな時期に,いろんな葉で実験すると面白いんですが,そうはいかないのが,現実です。

台風の進路を調べました

 今年は,台風の発生がとても遅くて,この間,第1号が来たばかりです。
 そこで…というわけでもありませんが,教科書を先取りして,台風の勉強をしました。
 ネット上には,デジタル台風というサイトがあります。ここには過去の台風が,その進路や気圧,そして雲映像も登録されています。
 好きな年を選び,日本に近づいてきた台風の進路を調べて,白地図に記入します。一人三つ調べるだけで,
・台風がどのあたりに発生し
・どんな進路を通り
・どのあたりで消滅するのか
が,およそ理解できるんです。
 大きな台風の動画(連続写真)を見ると,台風が発達していくようすもみることができて,なかなかの迫力です。

葉も出しているけど…私も出しているかも…

 葉まで来た水は,その後どうなるのだろうか? 子どもたちから出てきた予想は次の通り。
・日光が当たっているので,葉から蒸発していく。
・葉から水蒸気になって出ていく。
・水の分子のうち,酸素原子は体に取り入れられて,水素だけ葉から出ていく。
・花や,他の部分に移動していく。
 分子の話まで出てきて,なかなかおもしろいです。
 さて,そのうち,まず,「葉から水蒸気が出ているかどうか」を実験します。
 校庭にある樹木の葉を数枚,枝ごとビニル袋に包んで…枝だけの包んだ物も対照実験として準備。
 セットし終えて教室に戻ると「先生,私の手も包んで…」とMさん。先ほどの授業で,「人間も汗をかくから,葉っぱからも出てくるのではないか」という意見に触発された行動です。
 本人からの希望なら…ということで,約1時間ほど,手に袋をかぶせたまま過ごしました。
 結果はご覧の通り。私たちの身体からも,汗でダラダラ落ちなくても,水蒸気が出ているんですね。

サナギになろうとしているアゲハの幼虫

 今朝,近所のお家の裏で七夕用の竹を切っていたところ,2年生のEさんが,「先生,こんな幼虫いました」と木の枝だについたアゲハの幼虫を持ってきてくれました。
 なんで,木なの? と思って見てみると,糸を出して,サナギに変身する準備をしている所でした。Eさんも,それに気づいていたらしく,「糸みたいのでつながっている」と言っていました。
 Eさんは,まだ2年生。そこで,この幼虫は,3年生教室へと行くことになりました。3年生は,蝶の成長や昆虫を勉強していますから。
 さて,どんな蝶が出てくるのでしょうか。まずは,無事にサナギになってくれることを願っています。

ツマグロヒョウモンの幼虫とサナギ

ツマグロヒョウモン
 学校の玄関のプランターのビオラの葉に,あまり見かけない幼虫がいました。調べてみるとツマグロヒョウモンという幼虫らしいです。その後,プランターから離れて,サナギになりました。そのサナギというのが変わっています。真っ黒なんですが,対称的な金色の星の模様があるのです。なんとも神秘的な感じがします。

テントウムシの幼虫・さなぎ

 今朝、学校前のお宅のおばあちゃんから、テントウムシの幼虫やさなぎがついている植物をいただきました。枝の上には、ちゃんとアブラムシもいます。
 子どもたちに紹介して、成虫になるのを楽しみにして観察します。

メダカ誕生

 5年生が育ててきたメダカ。先々週の金曜日,卵を産んでくれて,その卵の観察をすることができました。
 今日の朝,学校に来てみると,たくさんの稚魚が生まれていました。最初は,なかなか気づかなかった子どもたちですが,大きさが分かってくると,たくさん孵っていることに気づいていました。
 さて,エサはどうするのか…これが,次の学習内容です。

113番目の元素「ニホニウム」

 1限目,6年算数。教師にやってきた子どもたちから出た言葉は,「先生,知ってる? ニホニウム」「113番目の元素の名前だよ」との連絡。朝のテレビも新聞も全く見ていない私は,初耳。「へ~,やっぱり日本に関係あるような言葉になったんだなあ」と私。
 こんな話題が子どもの方から出てくるって嬉しいなあ。

元素周期表

 4月のはじめのころに,元素周期表なるものを紹介したところ,子どもたちが欲しいと言ったので,ダメ元で注文してみました(以前,無料で配付していた機関があった)。すると,送料のみこちらの負担で,カラー刷りのきれいな周期表のポスターを送ってくださいました。
 先日,早速,子どもたちにわけてあげたところ,大喜びで家に持って帰っていきました。
 カリキュラム的には周期表の話を聞くのは,おそらく中学2年生からだと思いますが,今から部屋に貼っておくと,原子分子と仲良くなれるかも知れませんね。

かぶと虫の幼虫70匹以上

 今日のお昼前,直公民館長さんが,「かぶと虫の幼虫が入っている土」を持って来て下さいました。
 お昼休みにそれを開けてみると,なんと,たくさんの幼虫が入って居るではありませんか。
 7つのケースにわけたのですが,総数70匹以上いました。
 写真の小さなケースには5~6匹ずつ入っています。
 上の大きなケースには,なんと44匹入っています。上のケースでは,大きく育ちません。土が少なすぎるからです。
 そこで,みなさんに,おわけします。
 幼虫が欲しい方は,腐葉土の入った昆虫ケースを持ってきてください。成虫になったことを考えると,蓋もあった方がいいでしょう。

尺取り虫!

 禄剛崎の灯台ひろばで行われた,第30回たこあげ大会。本校の子どもたちも沢山参加しました。
 1時間ほどたこあげを楽しんだ子どもたちは,自然の中で遊び始めます。
 すると,わたしに声がかかり始めます。
 4年生のYくんは,尺取り虫がいたといって,手に乗せて見せてくれました。ちょうど曲がっている瞬間をパチリ。
 2年生のYくんは,はさみ虫がいたといって,弟といっしょに呼びに来ました。まだ保育所の弟も,お兄ちゃんの見つけたはさみ虫を追いかけていました。

やさいの苗植え・虫発見

 今日は天気も良かったので,2年生の生活科で野菜の苗を畑に植えました。
 畑は,前もって校務員さんが耕してくれていたので,まずは,草取り。
 そこは,2年生の生活科。まずスギナがぬきにくいことに気づいて,草と勝負。
 そのあと,畝をつくり…シャベルで土を掘るたびに,「せんせいーようちゅういた!」「ここにもいた-」と大騒ぎ。はさみ虫も見つけたけど,だれも触れませんでした。
 無事野菜を植えたあとは,たっぷりと水やり。みんなやりたがって大変。
 さて,この幼虫たち,これからどうなるのかは,続編で。

クロアゲハの巣立ち

 昨年の秋,学校前にあるお宅のおばさんから頂いたアゲハチョウの幼虫が,サナギになっていました。3年生の教室にあった飼育ケースは,4年生に持ち上がり。
 そして,先日,そのサナギが見事孵化し,大きなアゲハチョウになりました。クロアゲハでしょう。
 チョウの姿を認めた子どもたちは,元理科担当だった私と,元担任だったN先生に報告に来てくれました。そして,みんなの見ている前で,大空へと放したのでした。
 下の写真は飛んでいったしゅんかんのものです。どこに居るか分かりますか?

新掲示版「珠洲の里山・里海」

 理科掲示版の新シリーズを始めました。題して「珠洲の里山・里海」
 昨年までは、珠洲の昆虫に注目して写真を掲示してきたのですが、だんだんネタ不足になってきました。そこで、今年度は、珠洲市の自然や歴史全体をイメージした四季折々の写真を掲載しようと思います。
 ただ、一教師が準備できる写真は限られています。PTAの方で写真が好きな方がおられましたら、是非、この掲示版に写真を寄せて頂けませんか? 
 今年度、1枚目の写真は、私の友人が撮ったトキです。

砂鉄を探してきました

 6限目、天気も良かったので、近くの海岸へ行って「砂鉄探し」をしてきました。
 やや風が強かったものの、みんな一生懸命探していました。少しずつしか集まらないのですが、ある子が「石の下にいっぱいある」と発見。それからは、短時間で、沢山集める子もいました。その石も、しっかりハマっているものではダメなようです。
 砂鉄は他の砂よりも比重が大きいので、風に飛ばされてきても、小石などがあったら止まりやすいのかも知れません。

ヤマメの稚魚

 昨年、水産総合センターから分けていただいたヤマメのたまご。年末には孵化したのですが、その後、なかなかうまく育ってくれません。
 サケと違い、孵化率も悪いし、臍囊がなくなるまでにも数匹なくなりました。そのあと、エサをやるのですが、これもうまく摂食できないのか、死ぬやつがいます。今朝も、6匹ほど死んでいました。
 サケの卵は、90%以上の確率で、放流まで生きていてくれます。ヤマメの場合は、どうなのでしょうか。育て方は、サケのときと同じようにしているつもりなんですがね。
 あとひと月、放流するまでには、なんとか死なないで欲しいです。

水溶液の名前をあてよう

 水溶液の性質とはたらきの最後の授業は、「未知の水溶液の名前をあてよう」です。
 石灰水、塩酸、食塩水、アンモニア水、炭酸水を、いろいろな方法で調べて、特定します。炭酸水の炭酸が抜けていて、よく分からない…というグループもありましたが、他のものの名前が決まったので、どうにか、全部のグループで、正解を出すことが出来ました。
 協力して、楽しく実験できていたようです。なにより…です。

危険な薬品ほど興味深い…

 6年生ともなると,危険な水溶液,塩酸や水酸化カルシウム水溶液などを扱います。そこで,安全めがねをかけて実験するわけですが…この安全めがね。「こんなんかけたくない…」というかと思いきや,ちゃんとみんなかけてくれます。
 危険な薬品を扱うと言うことだけで,なんとなく大人に近づいた気分になります。そのためなら,少々めんどうなこともしっかりやってくれるというわけです。
 この単元は,ずっと,安全めがねをして実験をしています。
 先日,公開した授業で,中学校の先生から「てきぱきと安全に実験していた」と誉めていただきました。毎時間,沢山の実験をしてきたからでしょうね。

水溶液にとけているもの

 水溶液の性質の学習で,「水溶液にとけている〈もの〉」に注目してみました。
○クエン酸+水→クエン酸水溶液
○酒石酸+水→酒石酸水溶液
 これら2つは,いずれも「白い粉」を溶かして実験に使ったので,何を溶かしたのかは分かっています。白い粉=固体です。
○酢酸+水→酢酸水溶液
 酢酸は,常温では液体です(しかし,17℃くらいで凍ってしまう)。ビンに入っている酢酸を見るとなんだか水溶液に見えますが,水溶液ではなくこれは純粋な物質なんです。それを水に溶かして実験しましたので,だからやっぱり溶けているものは知っています。液体です。
  それじゃあ,
  ○○+水→炭酸水溶液
 ここにはいる○○はなんだろうってことですね。
 蒸発させてみたり,炭酸水を振って気体を集めたりして,その正体を調べました。 

溶解の最後は,べっこう飴作り

 もののとかけ方…の最後の授業は、べっこう飴作りをしました。これは,子どもたちからの希望を取り入れたものです。
 とけたものを取り出す方法として,「水溶液を熱して蒸発させる」というのがあります。食塩水でそういう実験をした後,「でも,砂糖水では,できません。それは,砂糖が分解してしまって炭になるからです」ということを伝えて,実際に砂糖水を温めて見せてあげました。その時,「途中でやめると,ベッコウアメができるんだよ」って言ったんです。それで「作りたい!!」ということになったというわけです。
 みんな楽しそうに作っていました。
 家でやるときには,必ず,家の人と一緒にやって下さい。火傷をすると大変ですからね。

ゴムで車を動かしてみました

 3年生,ゴムが元にもどろうとする力を利用して,車を走らせてみました。
 ゴムを伸ばす長さを変えると,車を動かすはたらきはどうなるだろうか? というのが,課題ですが,全員,「長く伸ばすと,それだけ車も速くなり遠くまで進む」と予想していました。そりゃそうですね。当たり前すぎだよ。

砂混じりの塩の中から,塩を取り出す

 あけましておめでとうございます。2016年も,この「理科室から」をよろしくお願いします。
 さて,初日から理科の授業がありました。
 5年生は,二学期の復習をしました。課題は「砂と塩が混ざっている中から,塩を取り出そう」です。
 班ごとに方法を考えてもらい,実験道具も準備してもらいました。
 白いものが見えて,味見ができたら成功!!ってことにしました。6班とも見事に食塩の姿をみることができました。
 しかし,その量はわずか…
 もっとたくさんの食塩を取り出すためには,どうすればよかったのかな。
という質問に,
「濃い食塩水をつくればよい」
「少ない水で溶かせばよかった」
という意見もちゃんと出ました。

ヤマメの卵がやってきました

 今日の放課後,学校の水槽にヤマメの卵がやってきました。届けてくださったのは,能登町にある「海とさかなの科学館」の方です。
 昨年はサケを育てました。3月の上旬に金川の中流に放流してきました。
 今年は,水産試験場の判断で,ヤマメのたまごを配付することにしたそうで
 学校では,玄関にある水槽で育てます。
 個人でも,ペットボトルを持参すると,「科学館」で分けてくださるそうです。(~23日まで)。
 どんな稚魚が生まれてくるか,サケとどこが違うかを比べながら,観察していきましょう。

冬の太陽でも虫めがねで新聞紙を焦がせるか?

 昨日,今日と,小春日和。気温は低いもののとても天気がいい。
 そこで,電気の学習は一先ず休んで,久しぶりに太陽の光を使った実験をしました。
 やったことは,虫めがねで新聞紙を燃やすこと。最初は,うまく焦点を合わせなかった子どもたちですが,だんだん上手になり,どの子の新聞紙からも煙が上がっていました。
 また,虫めがねを通った光が一点に集まるようすを,煙の中の光線で見てもらいました。これも興味深く見てくれたようです。
 ただ,「もう終わるよ~」と言っても,なかなか終わってくれないのが困りものですがね。

プランターの引越

 昨日の放課後,冬越しのために,プランターの引越をしました。1階の窓ぎわの場所を確保して,20コほどのプランターと10コくらいの鉢植えを移動しました。無事,冬越しをしてくれるといいなあと思います。
 あわせて,花壇にはチューリップの球根を植えました。新しく買ったのは80球。今年とれた球根も80ほど,植えました。
 能登にも,いよいよ冬がやってきます。タイヤも替えたし…準備万端,かかってこい!!

冬の太陽でも実験

鏡 3年生と太陽の光と鏡の授業です。
 本当は,電気の勉強をしていたのですが,めずらしく晴れ間があったので,「冬の太陽の光を集めて温かくできるか」をやってみました。
 気温は12℃。3人で鏡の光を一カ所に集めて熱エネルギーを反射させます。
 13℃,14℃…と上がっていき,10分くらいで16℃まで上がった班もありました。
 さすがに,この頃の日光は弱々しいです。
 肌寒いけど,楽し実験でした。

先生方も日々勉強です

 先週の金曜日の午後,市の理科教育研究会主催の「理科教育講演会」が本校理科室で開かれました。
 講師は,金沢高校の四ヶ浦弘先生。先生は,金箔・銀箔などを授業に導入し,たのしい授業を作り続けてきた方です。今回は,その研究成果の一端を体験しました。
 とても高度な内容なのに,楽しく講座を受けることがきて,会員の先生方も満足していました。
 右上の写真は,密度を測るときのポイントを教えてもらっているところ。目から鱗の簡単さ。
 右下の写真は,砂金と砂鉄が混じった状態から,如何に砂金だけを取り出すかと言う実験。金を取り出すという発想から,砂鉄をくっつけると言う発想をすると,すぐに,見つけることができます。下の指のところにあるのが,砂金です。
 先生も,こうして,日々,勉強しているんですよ。みなさんに,少しでも,たのしい授業をプレゼントしようと思ってね。

化石探し

 木の葉が入っている確率の高い岩石を使って,化石探しをしました。
 マイナスドライバーなどを使って,泥岩を薄く剥がしていくと,次々に葉っぱの化石が現れました。「小さな黒い点のようなものも,生きものの可能性があるよ」とは言ったものの,みんな大きな葉っぱの化石を見つけたくて,そればかり探していました。
 12名中,10名が自分の岩石から発見。後の2名は,友だちからもらったり,指導者からもらったりして,大切そうに持って帰りました。
 家の人に見せたら,「すごいね~」って,ほめてもらったとか…。お家の人,的確な反応,ありがとうございます。

地層(露頭)の見学

平床貝層 久しぶりに気持ちのいい晴れの日だったので,予定外でしたが,露頭の観察に行って来ました。
 学校から2.5㎞くらい離れたところに,平床貝層とよばれる地層の露頭があります。
 この露頭は,石川県の天然記念物に指定されていて,勝手に荒らすのは禁止。でも,地元の小学生だから,少しは落ちているものを取ってもいいでしょう。
露頭観察 また,隣の資材置き場のための空き地も,きれいな露頭が見えています。
 この場所は,3年ほど前に整地した場所らしく,わたしも初めて見ました。ここには,ちゃんと平床貝層の地層もあるし,丸いれきの入った層もあります。見学前には,もちろん,持ち主の方には連絡済みです。
 学校から車で数分の場所にあるので便利ですね。
 平床貝層の説明はこちら(本サイトから離れます)。https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/siseki/ken3-14.html 

遺跡を覆っている土はどこから来たの?

遺跡発掘 今日は、「流れる水のはたらき」の最後の授業。地元の地形を教えてみましたに。
 『珠洲のれきし』に出ていた遺跡発掘の写真を見せて「この遺跡は,なんで地面の下から出て来たんだろう」と質問すると,すかさず「川が運んできた」「近くの川が氾濫したことがある」なんて言ってくれました。もう,課題にする必要もないくらいです。
 そのあと,野々江地区の地形図を見て,海抜5m以下の土地に色を塗ってもらいました。ここは,ま,おおざっぱに…ですが…。あとは,土砂災害ハザードマップを見せて,岩坂方面の危険箇所を確認しました。
 自分の家の地面が,川が運んで堆積した土砂でできていると知って,改めて驚いていました
 「流れる水のはたらき」と自分の生活が,密接に関係していることを少しは分かってくれたでしょうか。

堆積岩を予想する

岩石の分類 6年生と堆積岩についての授業。
 昨年,児童用の小さな岩石を買ってもらいました。昨年の6年生には間に合わなくて,授業で紹介できませんでしたが,今年は,ちゃんと使えました。
 まず,4種類の石を見せて,「れき」「砂」「泥」が集まってできた石はどれかを予想してもらいます。もう一つは,仲間はずれ…そう,火山灰でできた凝灰岩です。
 子どもたちの理由は,どれももっとも。友だちの意見を聞きながら…。
 写真の子は,砂岩と泥岩とが違っていますね。

海岸で「流れる水のはたらき」を実感

海浜 一通り「流れる水のはたらき」を学んだ子どもたち。今日は,お天気もよかったので,近くの海浜にある「流れる川」の観察に行ってきました。
 校区には護岸工事がされた大きな川もありますが,そこは流れが変わりません。
 ところどろこに,小さな溝から流れてきた川すじがあります。
 そこへ行って,侵食・運搬・堆積のようすを見てきました。
 川をまたぐときに落ちて濡れる子,川の流れが変わって濡れる子など,被害に遭った子もいました。ま,想定済みですがね。

直進する光をビー玉モデルで

 ビー玉を使って,光の直進モデル実験。
 箱の後ろに置いてあるビー玉に,前から転がってきたビー玉はあたるか?という実験です。
 当たらないと思っていても,これだけたくさん一度にころがせば,1つくらいは…と思えてくるから不思議です。
 拾うのが大変なので,実験は⒉回のみにしました。

理科の公開授業をしました

エキスパート活動 今日は,本校の職員と他校の先生方に5年生理科の授業を公開しました。単元は「流れる水のはたらき」です。
 今回は,ジグソー法という方法を取り入れてみました。グループに分かれて動画を見て,課題の解決に向けて話し合います。
 新しい形の学習方法ですが,子どもたちは,みんなで解決しようと,がんばっていました。

先生! 虹が出ている!!

 虹昨日の放課後,2年生が,「先生! 廊下に虹がある」と言ってきました。
 確かに虹色がしっかり映っています。
 近くには2つの水槽が置いてあったのですが,そのうちの一つがその原因だと見つけました。
 夕日が奥深くまで差し込んでくることで起きた現象です。
 この虹,実は,後ろの廊下の壁や天井にも映っていました。

簡易川作り始まる…

 山作り今日から,「流れる水のはたらき」に入った5年生。担任が出張なのをいいことに,少し時間をもらって,校庭に川の学習用の山づくりをはじめました。
 川といっても,まだ,水を流すわけではありません。なんとなく山を作って置くだけです。
 子どもたちは,昼休み時間も外に出て,土木工事をしていました。
 どんな川ができあがるのか,楽しみです。
 来週から,本格的に,この川で実験です。天気はどうかなあ。

花粉の観察

 ヘチマ今日は,5年生と花粉の観察をしました。
 観察したのは,4年生が育てているヘチマと,学校の向かいにあるNさんちのお庭に咲いているアサガオです。
 ヘチマは学校のものですが,学校のアサガオは,すでに枯れています。そこで,昨年も,Nさんちのおばあちゃんにお願いしてもらってきました。今年も,それをあてにしていました。
 ところが,ちょうどその日,なんと,アサガオの棚を壊そうとしているではありませんか。
アサガオ 失礼なことを重々承知で,学校の窓から「次の時間にアサガオを取りに来ますから,捨てないで下さい」とお願いしました。そして,無事,観察できました。
 Nさんちのおばあさんは,「赤いアサガオの蔓から採れたタネから,赤に白い模様の入ったアサガオが咲くこともある」と教えてくださいました。まさに,受粉の成果ですね。

秋の雑草を調べてみました

 久しぶりに朝から天気のいい日。
 そこで5時間目の理科は,秋の雑草のデンプン探しをしました。
「今日の朝から,ずっと太陽が当たっていたと思う所の草を取ってこよう」というのが今回のテーマ。
 少なくとも一人一種類ずつ取ってきてヨウ素液をかけた結果が右の通り。
 中には,あまり反応しない葉もありました。日陰から取ってきたからなのか…な。

花から実へ

 5年生と「花と実」の学習。
 きれいな花のさく植物の実を観察しています。
 今,学校で咲く,パンジー・ツツジ・さくら・ツバキ・コスモスなどの花にも実がなりたねができるのかを調べました。
 予想を立て,自分の経験やら意見やらを述べた後,外へ出て観察。
 パンジー(上の写真)とツツジは,すぐに実を発見し,実の中のタネも確認していました。そのうち,問題にはなかった「ぼけの実」(下の写真)と「ザクロの実】も収穫して,いつの間にやら,タネ探しに…。
 さくらやコスモス,ツバキの実は発見できず。あとで調べてくることにしました。

実ができたよ

 天気予報は朝から雨…ということでしたが,1限目はなんとか持ちそうだったので,花壇で実の観察をしました。
 一番見てほしかったのは,ワタです。白いワタの中にしっかりとたねが入っている様子は,何とも不思議です。
 ヒャクニチソウのタネも一生懸命探していました。
 残念ながらホウセンカは,すでに実も植物の体もありません。代わりに,新しい子葉や本葉がたくさん出ていて,次の世代につながっていくのを見ることができました。おそく植えたホウセンカは,ちょうど今,花と実の時期です。1本だけしかないけど,時期をずらして植えておいてよかった…。

ミミズのウンコ探し

 生き物のつながり…の授業の一環として,ミミズはウンコをするか…と言う問題を出しました。全員が,「食べているからするはず」で一致。めずらしいです。
 最後に,中庭にあるミミズのウンコ探しです。男子はもちろん,最初は嫌がっていた女子も「ここにもあるよ」と見つけて声を上げていました。
 ウンコの山の近くを掘ってミミズを見つけたY君。さすがです。

ひまわりのタネを数えたら…

ヒマワリのタネ 2学期に入って花壇を見てみると,ひまわりは枯れたように垂れ下がり,ヒャクニチソウも花が少なくなってきていました。ワタも花が終わって,まだ,ワタの姿は見えません。
 そこで,まずは,ひまわりのタネを収穫することにしました。
 子どもたちは,タネがどこにあるのか分からない様子でしたが,そのうち,たくさんのタネがかくれていることに気づき…一生懸命数えましたが,全部を数えることはできませんでした。一つのヒマワリに400コ以上あるようです。

気孔の観察

 予定していた海水浴が,台風接近による強風と曇り空のためなしに…
 急に,6限目に理科の時間ができたので,気孔の観察をすることにしました。
 気孔の観察と言えばツユクサです。裏の薄皮をそおっとはがして,顕微鏡で観察しました。どのペアもしっかり見つけることができました。
 授業が終わってから,数名の子と一緒にホウセンカの葉も見てみました。ホウセンカの気孔は,ツユクサよりも小さいものでした。
 上の写真は,400倍で見たツユクサの気孔。
 今回は,時間もあったので,ゆっくりスケッチすることもできました。

生き物観察

 3年生が,里山里海自然学校の先生方お二人と一緒に生き物観察会に参加しました。
 調査したのは,直地区の田んぼです。一つは,直播きの田んぼで,田植えしてからずっと水を張ったままの田んぼ。もう一つは,中干ししていた田んぼで,1日前に水を張った田んぼです。
 当然,ずっと水を張っている田んぼには,いろいろな昆虫が住んでいました。ガムシ類,ゲンゴロウ類,赤とんぼ類のヤゴなど…。一方,最近まで水のなかった田んぼにはアマガエルやアメンボなどが多かったです。
 とても暑い中での観察でしたが,子どもたちは,まだまだ続けたそうでした。

人体の学習のまとめ…安物「内臓エプロン」

内臓エプロン 人体の学習のまとめに,こんなエプロンを作ってみました。
 といっても,このエプロン,はじめから,内臓の絵が描かれています。その上に,教科書を見て,内臓の名前とその役目などをまとめるのです。
 これを書いたからと言って,すべて,身につくってものではありませんが,ま,喜んでまとめの学習ができるってことは確かです。

ヒラメの放流

 10日の午後3時頃から,学校の近くの海で,ヒラメの放流を行いました。
 県水産総合センターの方の指導の下,一人一人が水槽からヒラメを網ですくい,海岸へ移動。そのあと,センターから持って来たヒラメも追加して,約400匹の稚魚を放流しました。
 ヒラメたちは,狭いバケツから大海へと元気に泳ぎだしていました。
 子どもたちの日記には,
「海に出ると,すぐに砂にもぐるヒラメがいた。沖へ泳いでいるヤツもいた。」
「大きくなって,お父さんに釣られてほしい。」
「三週間も育ててきたので,放流するのはさびしかった。元気でね,と,心の中で言った。」
などの感想がありました。
 放流が終わったら,センターの方から感謝状(と魚の図鑑)をいただきました。最後に,子どもたちからも感謝を述べて,終わりました。
 いい経験をさせてもらいましたね。

学校の池の小さな生き物たち

 今日は,5年生と「池の小さな生き物(プランクトン)観察」をしました。
 まずは,小さな網を持って池へ行き,水の中でゆったりと網を動かします。何が入っているか見えないんですが,みんな覗いています。その網をペトリ皿に入れた水で洗って,数回。あとは,水草を少しちょん切って,理科室へ。
 顕微鏡の使い方は,以前に体験済み。しかし,なんとなくあやふやな子もいました。
 でも,どうにかこうにか,みんな,何らかの生き物を観察することができました。
 小さなヤゴを見つけて,そのグロテスクな姿に感動している子。何かわかんないけど,動き回る生き物に「見て,見て」とさそう子。最後に,水草をちぎって見てもらいました。ラッパムシかツリガネムシみたいなものを見つけた子もいました(下の写真)。
 まだまだ見ていたそうな子どもたちでしたが,次の時間があるので…。

アゲハのサナギ

 3年教室で飼っているアゲハの幼虫がサナギになりました。
 月曜日の朝,
「先生,また,幼虫見当たらない」
と言ってきた子どもたち。実は,1週間前に脱走事件があったんです。掃除中に教室の扉から見つかった!! 
「よく見てご覧!」
というと….やはり,なにも気づかないようす。今回はフタをしていたのだから,逃げるはずはない。
 そこで,飼育ケースの蓋を開けて見せてあげました。
「あ~,サナギだ」
「葉っぱとそっくりで分からなかった」
 そのとおり。
 子どもの観察用紙には,「色は緑色で,分からなかった。鳥とかにつかまらないためだと思う」なんてことも書いてありました。やっぱり,本物を育てるって,実感できますね。

エサやり時が見どころ

ヒラメのエサやり 学校で飼育しているヒラメ。エサやりは5年生が担当しています。朝と夕方,3gずつあげています。
 いつもは底にじっとしているヒラメも,この時ばかりは,動きが活発です。我先にえさを食べようと,元気に水面に向かって泳いでくれます。
 そんなわけで,その様子を見ようと,登校してきたばかりの低学年の子どもたちも,一緒に水槽に群がってきます。ヒラメも可愛いけど,こうやってエサやりを見に来てくれる子どもたちも可愛いですね。

肺の模型にビックリ

 人体の授業で肺の模型を見てもらいました。
 ペットボトルと風船を2つ使って作っただけの簡単なものです。
 下のゴム風船を引っ張るだけで,ペットボトルの中の小さな風船がふくらみます。
 肺は単なる袋で,横隔膜という筋肉が動くことで、肺の中に空気が出入りすることを理解してもらいました。
 子どもたちは,こういう小道具も,わりと喜んでくれるんですよね。

モンシロチョウ第1号

モンシロチョウ 学校へ行くと,3年生のTさんが「先生! モンシロチョウになった」と目を輝かせて私にかけよってきました。
 3年生は,モンシロチョウを,一人一人が専用のケースに入れて,たまごから育てています。今年の,モンシロチョウの羽化第1号です(みんなで育てていたヤツは,すでに何匹か旅立っています)。
 さっそく記念写真を撮って,外にはなしてあげました。

ヒラメ水槽の中に黒い板を入れたみた

 先週の木曜日から,5年生が育てているヒラメ150匹。
 月曜日,残念ながら,1ぴきが白い腹をだしてひっくり返っていました。死んじゃったんですね。
 でも,今日は,エサをあげるとみんな元気に水面まであがってきて,競うようにしてえさを食べていました。うんうん大丈夫。
 ヒラメは,海底の砂にかくれて獲物を待つそうなので,試しに,黒色の塩ビ板をしいてみました。すると,しばらくその黒色の上にいたヒラメは見事に黒っぽくなりました。面白いです。
 写真を見ると,黒っぽくなったヒラメは見えにくいと思います。

ヒラメの飼育がはじまりました

 先週紹介した大きな水槽(海水入り)に,ヒラメの稚魚150匹が入りました。
 能登町にある県水産総合センターから,2人の職員が見えられて,ヒラメとヒラメの養殖について説明をしていただきました。対象は5年生です。
 その後,子どもたち一人一人が,ヒラメの稚魚を水槽に入れました。そして,エサのやり方を学びました。
 明日から3週間,5年生が世話をします。
 予定では,7月8日に,直地区の海岸に放流します。それまで,無事に育ててくれることを期待しています。

ニジュウヤホシテントウ

 図工室前のローカのかべに「珠洲市の昆虫」シリーズを掲示しています。毎週,新しい写真を掲示して,子どもたちに名前をあててもらっています。正解者(じゃなくても)には,同じ写真をプレゼント。
 ここに掲示している写真は,理科室子が実際に撮影したものです。
 先週の昆虫は,ニジュウヤホシテントウでした。このテントウムシは,幼虫も成虫も,ナス科の葉を食べています。この写真では,ジャガイモの葉っぱをかじっています。

水槽がセットされた

 今日の放課後,2年生教室の前に大きな水槽がセットされました。帰りの会を終えた1,2年生が,興味深そうに,覗いています。この水槽の中には…まだ,何もいません。
 県水産総合センターの四名の職員の方が,90センチ水槽とクーラーをつけていきました。1週間ほどこのまま水を循環させたあと,ある魚が入ります。
 その魚を育てるのは5年生。しばらく育てたあとで,直の海に放流する予定です。
 続編は後ほど。

ナミアゲハの幼虫も

 モンシロチョウを育て始めた3年教室に,ナミアゲハの幼虫も仲間入り。ミカンの葉の上にいたんです。これから,この幼虫も観察していきます。成虫になるのが楽しみですね。

花壇に苗を植えました

 4月の下旬ごろから育てていた植物を花壇に移植しました。
 ヒマワリ・ヒャクニチソウ・ワタ・ホウセンカの4種類。今回は,それに加えて,マリーゴールドも植えました。これは,3年生の「施設めぐり」で,花卉栽培センターに行ったときに,1人一鉢ずついただいてきたものです。ちゃんと,担任と理科担当者の分もあったのが,ありがたいですねえ。

たまごを発見!

 今朝,ブロッコリーの水やりをしている女の子がいたので,畑の方にいってみると…ブロッコリーの葉には,たくさんのたまごがついていました。モンシロチョウのたまごです。
 急きょ,朝の会が終わったら,みんなでたまごを見にいきました。
 そして,6限目の理科の時間までに採ってきて,観察しました。
 とても小さなたまごの姿に,みんなビックリしていました。そりゃそうでしょう。これまでは,ある程度大きくなった幼虫を捕ってきて育てていただけですからね。まさか出発がこんなに小さいとは…。
 これからは,1人1匹ずつケースに入れて育てていきます。みんなちゃんと大きくなってくれるかなあ。だいじに育てて下さいね。

ミイデラゴミムシにやられた!

 3年生の教室には,モンシロチョウの幼虫をはじめ,いろいろな昆虫が持ち込まれています。
 今朝,学校へ行くと,養護の先生から,ある昆虫を見せられて,「これにやられた子がいて,手の皮に色がついて,なかなか取れない」と言われました。
ミイデラゴミムシ ケースの中を見ると,きれいな模様のゴミムシが…これは,ミイデラゴミムシという種類の昆虫で,別名,ヘッピリムシと呼ばれています。この昆虫は,2種類の液体を合成させた,毒液を出します。この毒液は,たんぱく質を変化させるのです。だから,手についているのは「液の色」ではなく,変化した皮膚なのです。皮膚がはがれないと色はとれないようです。
 模様のある方が,そのミイデラゴミムシです。
 身のまわりには,ほかにも危険な昆虫がいるので,注意しましょうと,呼びかけました。とくに,目に入ったりしたら,とても危険ですからね。

珠洲市のアメダス

 5年生に,珠洲市にあるアメダスを紹介しました。
 珠洲市の気象観測をしているアメダスは,お隣の校区にあります。でも,そこへは,本校の校区からほんの30mほどしか離れていない場所なんです。
 Googleマップを利用して地図で場所を伝え,お人形を立たせて画像を見せました。
 最近,珠洲のこんな奥の方Googleの写真があるんですね。すごいです。
 教室に居ながらにして「Googleマップで場所と画像が確認できる」というのは,これからも,地域教材を利用するときに,いろいろと使えそうです。

百葉箱の移動

 百葉箱百葉箱を移動しました。
 今までは,運動場側の藤棚の下に設置されていたのですが,その藤棚が老朽化したため撤去されました。そこで,この百葉箱だけが目立つことになったためです。
 校務員さんと一緒に,体育館の裏に穴を掘り設置完了。百葉箱の戸びらは北を向くように設置します(これまでは,なぜか,南を向いていた)。
 百葉箱は,最近,余り使われなくなりました。が,うちの学校では,ちゃんと使っています。「現在の気温を測るだけ」ですが(^^;;

もう一つ,穴を開けるとしたら

 ペットボトルをかぶせたろうそくの火を消さないためには,ペットボトルのフタを開けることと,どこかに穴を一つあけることが必要なのですが…さて,どこに開ければいいと思いますか? そんな質問をしてみました。
 ここに開ければいいと言う場所に磁石を貼ってもらうと,次の3カ所になりました。
 ペットボトルに熱した釘を使ってあなをあけて,実験してもらいました。

アサギマダラ調査隊に参加しませんか?

 三崎にある里山里海自然学校から、下記のような連絡が届きました。
 アサギマダラという蝶は、大変遠い距離を移動している蝶です。
 その蝶を捕獲してマーキングし(文字を書き)、また離します。その蝶が、別の遠くの場所で見つかると、どれくらい旅をしてきたかがわかるという調査です。
 全国で、多くの子どもたちがこの調査に参加しています。
 時間のある方、親子で参加してみませんか。
 説明会は5月23日、実際に調査を行うのは、5月24日(日)の朝6時から、場所は狼煙です。

凧はなぜあがるのか?

 日曜日のたこあげ大会では,たくさんの子ども達が来てくれました。そして,青空の下,たくさんの凧が見事に大空にあがりました。
 さて,ところで,この凧って,なんで上空に昇っていくのでしょうか? 凧が浮く原理ってなんなのでしょう。小学生じゃ難しいかな。
 一度,お家の人と一緒に調べてみて下さい。それが分かると,「どうすれば,高く凧が揚げられるか」も分かるかも知れませんよ。

にっこり 発見! 卵をつけたクモ

 春さがしの一幕。
 地をはうクモを発見。意外に多い。
 数匹つかまえて,観察ケースに入れて教室へ。よく見てみると,お腹に大きなまるいかたまりをつけています。子ども達と「多分卵ではないか」と話をしたのですが,さて,本当のところはどうなんでしょうか?