1/4 新年を迎えました~学校長より~

 令和三年がスタートしました。今年も、本校玄関には地域の方が作成していただいた門松を飾っての新年となりました。地域の皆様、素敵な門松をありがとうございます。門松は1月9日まで飾らせていただきます。 

 GIGAスクール構想充実の年     校長 作田 善久

 8月24日から始まった長い2学期もようやく終わりました。休校の影響で慌ただしかった1学期と違い、子ども達は落ち着いて学習することができました。例年、1学期に行っていた運動会、少し早くなった学習発表会と大きな行事が2つありました。コロナの影響で給食はまだ縦割り班で食べることができませんが、何度かの縦割り班活動で、1年生も上級生の顔と名前を覚えることができました。また、それぞれの学級でも子ども達が大きく成長した学期でした。コロナ禍は、未だ止む気配を見せていませんが、令和3年も子ども達の成長が見られる1年になればと考えています。
新聞等の報道でご存知のように、情報通信技術(ICT)を活用して一人一人に最適な学びを実現するための「GIGAスクール構想」(文部科学省)が前倒しになり、本校でも1人1台のタブレットが配備されました。それと同時に校内全ての場所で無線LAN接続が可能となりました。子ども達だけでなく、先生もICT機器に習熟することにより、今までの学び方が変わる可能性があります。例えば、一斉授業では、タブレットにより個々の児童の考えを瞬時に把握することができます。個別学習では、学習履歴の記録により一人一人に適した学習を行うことができます。また、校内だけでなく校外の児童やまちの先生ともリアルタイムで学ぶこともできます。配備されたタブレットを効果的に使うことができるかどうか、私達教師の習熟が問われる年でもあります。
 しかし、パソコンを利用した学習が子ども達にとって常に最適だと考えている訳ではありません。先日、1年生はまちの先生と一緒に栽培して、収穫したサツマイモを使って「サツマイモ交流会」を行いました。また、6年生はIターンの大野さんが経営されている「タイニーズ・ファーム」を見学して、お話をお伺いしました。直接体験することによりその良さを実感したり、お話を伺ったりことによりイメージが膨らんで次のアイデアが浮かぶなど、実際に見たり、体験したりすることはとても大切な経験です。
 ICT機器の活用はあくまでも教育の手段です。学習ツールの一つとして捉え、より効果的な活用方法を考えて、よりよい学びを提供できる学校を創りたいと考えています。今年も子ども達の成長のために、職員一同協力して教育活動を行って参ります。保護者・地域の皆様のご支援・ご協力の程、よろしくお願いいたします。