鹿沼土から鉱物をとりだす

 地層の授業の一コマ。
 今日は,園芸用に販売されている鹿沼土から,火山灰(鉱物)を取り出す作業をしてもらいました。
 鹿沼土は,栃木県の鹿沼市から良くとれることからつけられた名前だそうです。関東ローム層の一部の地層です。火山灰が泥などと混ざってできた地層ですので,泥を水で洗い流すことで,鉱物を取り出すことができます。
①薬さじ1はいぐらいの鹿沼土を,強い入れ物に取る。
②水を少々入れて,鹿沼土を良くつぶす。
③上澄み液を流す(水道の場所に流さないように注意させる)
④泥の色がなくなるようになるまで,数回②③をくり返す。
⑤出てきた鉱物を紙に取り出し,数回,指の腹でくりくりやって,乾燥させる。
⑥ライトスコープで観察する。
 出てきた粒が,先に見た火山灰の粒とよく似ていたので,子どもたちも満足してくれました。