TADA Erementary School
2016年1月の記事一覧
危険な薬品ほど興味深い…
危険な薬品を扱うと言うことだけで,なんとなく大人に近づいた気分になります。そのためなら,少々めんどうなこともしっかりやってくれるというわけです。
この単元は,ずっと,安全めがねをして実験をしています。
先日,公開した授業で,中学校の先生から「てきぱきと安全に実験していた」と誉めていただきました。毎時間,沢山の実験をしてきたからでしょうね。
水溶液にとけているもの
○クエン酸+水→クエン酸水溶液
○酒石酸+水→酒石酸水溶液
これら2つは,いずれも「白い粉」を溶かして実験に使ったので,何を溶かしたのかは分かっています。白い粉=固体です。
○酢酸+水→酢酸水溶液
酢酸は,常温では液体です(しかし,17℃くらいで凍ってしまう)。ビンに入っている酢酸を見るとなんだか水溶液に見えますが,水溶液ではなくこれは純粋な物質なんです。それを水に溶かして実験しましたので,だからやっぱり溶けているものは知っています。液体です。
それじゃあ,
○○+水→炭酸水溶液
ここにはいる○○はなんだろうってことですね。
蒸発させてみたり,炭酸水を振って気体を集めたりして,その正体を調べました。
溶解の最後は,べっこう飴作り
とけたものを取り出す方法として,「水溶液を熱して蒸発させる」というのがあります。食塩水でそういう実験をした後,「でも,砂糖水では,できません。それは,砂糖が分解してしまって炭になるからです」ということを伝えて,実際に砂糖水を温めて見せてあげました。その時,「途中でやめると,ベッコウアメができるんだよ」って言ったんです。それで「作りたい!!」ということになったというわけです。
みんな楽しそうに作っていました。
家でやるときには,必ず,家の人と一緒にやって下さい。火傷をすると大変ですからね。
ゴムで車を動かしてみました
ゴムを伸ばす長さを変えると,車を動かすはたらきはどうなるだろうか? というのが,課題ですが,全員,「長く伸ばすと,それだけ車も速くなり遠くまで進む」と予想していました。そりゃそうですね。当たり前すぎだよ。
砂混じりの塩の中から,塩を取り出す
さて,初日から理科の授業がありました。
5年生は,二学期の復習をしました。課題は「砂と塩が混ざっている中から,塩を取り出そう」です。
班ごとに方法を考えてもらい,実験道具も準備してもらいました。
白いものが見えて,味見ができたら成功!!ってことにしました。6班とも見事に食塩の姿をみることができました。
しかし,その量はわずか…
もっとたくさんの食塩を取り出すためには,どうすればよかったのかな。
という質問に,
「濃い食塩水をつくればよい」
「少ない水で溶かせばよかった」
という意見もちゃんと出ました。
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