日誌

末吉先生のがんばり・・・子どもに伝えたい

 高松小学校には、国際的なアスリートがいます。昨年も紹介しましたが、末吉真規子さんです。末吉さんは、陸上競技の選手としてずっと活躍してきました。2年前にマスターズ陸上選手権(年代別の大会)の日本記録とアジア記録を更新し、昨年のアジア大会では優勝した素晴らしい選手です。種目は2000m障害です。400mのトラックを5周、その間に大きな障害を何度も跳び越えなければゴールできない過酷な種目です。
 今年は世界記録と世界大会優勝を目指して練習に励んできました。しかし、春先競技中にアキレス腱部分断裂という大けがをしてしまい、記録の更新どころか競技生命すら危ぶまれました。高小の職場でも車いす生活が長く続きました。そんなとき勇気づけられたのが子どもたちの温かい言葉だったそうです。一生懸命治療に専念し、トレーニングを再開し、世界大会に出場することができました。場所はフランスのリヨン、世界記録には及びませんでしたが、見事2位銀メダルを獲得しました。子どもたちに集会でこの快挙を知らせるとともにいっしょに喜びたいと思います。ほんとうにおめでとうございます。子どもたちもこのことからたくさんのことを学ぶと思います。努力すれば必ず夢がかなうこと、そしていつまでも夢を追い続けることの素晴らしさを。末吉さんの夢は続きます、世界記録打ち立てるという大きな大きな夢がかなうまで。