令和5年度津幡中ニュース

「祇園精舎の鐘の声……」

10月30日(月)

2年生国語科の授業。先生の範読に続き、生徒の皆さんの「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」の声に誘われて教室へ。先生に続いての一斉音読、個人音読、ペアで一行毎に交代しながらの音読など、いくつかのバリエーションを交えながら、平家物語の冒頭部分に慣れ親しんでいました。遠い昔に懸命に暗記したことを思い出しました。

 

『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。』

源氏を退け、栄華を誇った平家一門の滅びゆく姿を語るこの冒頭は、日本語の美しさを体現している名文でもありますね。