令和6年度津幡中ニュース掲載分

「走れメロス」の題材となったシラーの「人質」

2月14日(金)

2年生国語科の授業。現在、「走れメロス」を学習中です。

太宰治の「走れメロス」は、ベートーヴェンの『第九』交響曲の歌詩『歓喜の歌』で知られるフリードリヒ・フォン・シラーの著した「人質」という詩を基にして書かれたものだそうです。

今日は、太宰が原本とした「人質」の邦訳を、「走れメロス」と比較しながら読んでいました。メロスの人物像・素性、妹および妹のいる村の描写、韻文表現、登場人物の内面描写など、全く同じ部分もあれば、全く存在しない部分もあるようです。「人質」にはなかった部分をあぶり出しながら、「走れメロス」の魅力を探っていきました。