R7年度_12月_歳時記

R7年度_12月

はじける笑顔

 本日(12月5日)、3年生はプチ球技大会を行いました。最近は、勉強➡テスト➡勉強➡テストの無限ループで気が滅入っていたことでしょう。

 今日はつかの間のリフレッシュ、会場は大盛り上がりでした。勝っても負けても、みんな本当に楽しそう。

 はじける笑顔に見ているこっちもうれしくなった、そんな1日でした。

 

大化の改新

 本日(12月4日)、1年2組は、社会の授業で「大化の改新」について学びました。

 日本の歴史においては外せない話題です。大化の改新は、中大兄皇子と中臣鎌足が起こした古代日本の大クーデターと言われています。「クーデター」という言葉を聞くと、今の時代日本に住んでいると、あまり馴染みはないように聞こえますが、過去の歴史を紐解くと様々な時代で起きています。また、今もなお世界中のどこかでクーデターによる争いごとが絶えません。

 人類は過去の出来事から学び、それらを教訓としてすべての人々が平和で幸せな日々を送れるようにしていかなければなりません。そうです。だから人は学び続けるのです。

 

V字飛行

 今朝、ふと外の景色を見てみると、南中から数百メートル離れた場所に白鳥が群れをなしていました。いったいどこから来たのでしょう。

 白鳥は餌を求めて、極寒の北極やシベリアから比較的暖かい日本に飛来してきます。ちなみに北極から日本までの距離は、およそ12,000kmあるそうです。彼らにとっては日本はつかの間の休息地なのかもしれません。

 さて、この白鳥を含めて長い距離を移動する鳥を渡り鳥といいます。なぜ、こうも長い距離を迷子にもならず飛び続けることができるのか・・・。それはどうも鳥たちのV字飛行に関係があるそうです。渡り鳥のV字飛行には昔から様々な憶測が生まれていましたが、最近の研究によれば省エネで飛行するためというのが最も有力な説のようです。つまり、チームが一丸となって協力し合うことで、「生きる術(すべ)」を身につけたのです。

 今日は3年生が第3回郡市統一テストに臨みました。よく「受験は団体戦」という言葉が使われます。クラスのみんなで受験に向かう雰囲気を作り出すことで、つらい受験勉強も乗り越えていけると思います。

 頑張れ、3年生!今年はクリスマス返上で勉強だぞー!

 

千日の稽古を鍛とし 万日の稽古を練とす

 今週いよいよ雪が降る予報が出ています。水曜日の夜から木曜日にかけて、最低気温が3℃を下回ります。人間は寒くなってくると体の抵抗力が弱まり、風邪をひきやすくなります。手洗い・換気など基本的な感染症対策をしつつ、運動・栄養・睡眠、すなわち健康を保持増進するための三要素をしっかり意識しながら生活してほしいと思います。

 普段外で活動する部活動にとっては、室内での地味なトレーニングの日々が続きます。こういうのを聞くと冬場に屋外で練習できない北陸や東北・北海道など雪国が不利なような気がします。ところが過去に甲子園で優勝するチームには北海道や東北のチームが存在します。サッカーの強豪である青森山田高校もそうです。要は今できることは何か、をしっかり把握し、冬場に体づくりをすることも勝負に勝つための重要な要素になります。

 江戸時代の剣豪と言われた「宮本武蔵」は、このような名言を残しています。

 「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」 

 剣道の稽古の中には、辛いことも苦しいこともある。暑い日も寒い日も、それに耐えて心身を鍛え、技を磨き、どうすればもっと速く竹刀を振れるのかを考えたり、工夫と研究を重ねていく。

 もちろん、一人ではできないことも沢山ある。共に稽古に励む方々に対する感謝を忘れてはいけない。

 そうして身に付けた全てをこの一瞬に掛ける。 

 南中の勇者たち、今のトレーニングは夏場にきっと生きてくる。頑張れ!

 

復興支援ボランティア活動

 11月30日(日)に南中野球部は、輪島市町野町でボランティア活動に参加してきました。
まだまだ復興は程遠く、地震から立ち上がろうとする心が豪雨によって折れてしまったことをお聞きし、災害の恐ろしさや悲惨さを改めて実感して帰ってきました。今回のミッションは、大工さん家の作業場の泥上げと材木の整頓でした。川が氾濫し、柱や壁に140cmほどの高さまで水が浸かった跡がありました。
 部員たちは一生懸命に泥をきれいにスコップで運び出し、大きな材木を協力して運ぶなど、とてもいい汗を流していました。保護者の協力もいただき、充実した時間となりました。【野球部顧問:村上】

 「誰かの力になりたい。困っている人を助けたい。」けれど、実際にそれを実行するにはかなりのエネルギーと勇気がいります。世の中には、「自分さえよければいい」「これだけやってあげたんだから、何か見返りが欲しい」・・・そんな風に思っている人も少なからずいます。

 世界中の人たちが、誰かのために何かしてあげたいという優しい心の持ち主であるならば、争いごとは起きないのかもしれません。

 心は誰にも見えないけれど、こころづかいは見える。

 思いは見えないけれど、思いやりは誰にでも見える。

 その気持ちをカタチに。

 野球部のみんな、本当にありがとう。君たちは南中の誇りです。