合格体験記

◆合格体験記

【福知山公立大学 地域経営学部合格 令和6年3月卒業 日下深人(特進文系・高尾台中出身)】

私は目標とする大学に向け日々入試対策をしてきました。推薦入試だったため、英語の小論文や面接、志望理由書の作成などの対策を行ってきました。小論文対策は、毎週チューターの先生との個別指導で新聞の内容を要約する対策や、英語では個別指導の先生との対策で文法力や読解力を身につけることができました。秋からは面接対策が行われるようになり、昼休みや放課後、土曜補習などで先生との面接対策を行いました。初めは、練習しなくてもできるものだと思っていましたが、いざ面接練習を始めてみると言葉に詰まってしまったり、質問に答えるのに長々と話してしまうことがあったりして最初の頃はうまくいきませんでした。しかし、練習を積んでいくごとに、反射的に質問に答えることができるようになりました。受験当日は、やってきた対策のおかげで自信を持って受験することができました。目標があればやるべきことを継続することで必ず達成することができると思います。

 

◆進路実現へ向けて頑張ったこと

【富山大学 経済学部合格 令和6年3月卒業 阿部 光(特進文系・高尾台中出身)】

私は二年の冬、富山大学を受験することを決めました。その頃から小論文や英語の対策を始めました。小論文では自分の読解力と発想力のなさに何度も絶望しました。また、三年になり面接練習や志望理由書を作成しましたが、面接では自分の知識と自信のなさに、志望理由では将来をうまく思い描くことができず涙しました。それでも最後まで、さまざまな小論文を書き、対策したりニュースを読んだり、やりたいことを深掘りして受験に挑みました。自分で悩んでもわからないときは何度も先生を頼り、一緒に考えていただきました。忙しい中付き合ってくださった先生、放課後一緒に遅くまで残ってくれた友達。辛いとき、私のそばには必ず誰かがいてくれました。だからこそ私は最後まであきらめず前を向くことができたのだと思います。私を励まし支えてくださった方々のおかげで合格できました。

 

◆努力と支え

 

【県立保育専門学園合格 令和3年3月卒業 山田佳凛(特進文系・鶴来中出身)】

 私は今年、何気なく送ることができている学校生活がどれほど幸せであるかということを身をもって体験しました。そこで進学を目指す人、就職を目指す人に共通してお伝えしたいことがあります。一つは、「時間を有効に活用する」ということです。

 進学するための勉強は三年生になってからでも間に合う。そう思っている人もいるかもしれません。私自身も二年生の時はそう思っていました。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で自粛が続き、いつ学校が再開するのかわからない、また受験はできるのかなどの不安に駆られていました。そこで学校再開までの日々を受験勉強にあて、いつ再開しても対応できるよう自力で計画を立て学習しました。

 その中でも私が特に懸命に取り組んだことは、学校調べです。毎日のようにホームページを見たり必須科目や実技試験の内容等を細かくまとめたりして、一分一秒を有効に使いました。学校再開後、必須科目である声楽、また国語総合のご指導をしていただくことができ、現在の進路先に合格することができました。

 そして、もう一つは進学・就職を目指すに関わらず日々の学校生活を大切にしてほしいということです。冒頭でも述べた通り今年はすべてが思うようにいかず、苦しい日々の連続でした。時間は止まらず待ってはくれません。たとえ辛くとも決して楽な方には逃げず、勉強、部活動、定期考査すべての面において全力を尽くしました。塵も積もれば山となるということわざがあるように。どんなに些細なことでも積み重ねれば必ず力になります。普段の授業や挨拶、小さなことでもかまいません。何事も怠ることなく日々過ごしてください。先生方や支えてくださっている方がいるからこそ普段の学校生活があり、当たり前ではないことを忘れないでください。このことが少しでも皆さんの役に立ち、心に届くと嬉しいです。

 

◆就職

【生活協同組合コープ石川内定 令和4年3月卒業 河端空(ビジネスコース・北辰中出身)】

 就職活動をするにあたって、私の目の前にはたくさんの課題がありました。いくつも思いつきますが、一番は面接でのコミュニケーションです。緊張で表情が硬くなり、頭が真っ白になり黙ってしまうことが多々ありました。その日から、就職ノートを作り、面接での改善点、良かったこと、先生方からのアドバイスなどを細かくまとめるようにしました。「楽しい」と思えるようになるまで友人や先生方にお願いをして面接練習を何度も繰り返しました。日々の生活の中でも、相手の目を見て話すこと、笑顔で明るい挨拶、目上の人には正しい敬語を使うなど、細かいことに心がけてきました。面接練習を始めた当初は苦痛だと思うことが多かったけれど、心がけてきたことが成果として表れ、面接官との会話を楽しめるようになり、自然と笑顔でいられることが増えました。   

 就職試験の前日、担任の先生から「焦らなくていいです。自分の積み重ねに自信を持って!」と、とても勇気の出る言葉を頂きました。試験当日、たくさんの方からの応援と「ここまで準備してきたのだから大丈夫」と自分の胸に言い聞かせ、全力で臨みました。緊張はしましたが、今までの練習の成果や、日々の鶴高挨拶がちゃんと身についていることを実感できました。「採用内定」という文字を見たときはあまり実感がありませんでしたが、内定報告に回った際、先生方や友人から「おめでとう」「頑張ったね」という言葉を頂いたときは本当に頑張ってよかったと心の底から思えました。皆さんも夢や目標に向かって諦めずに努力を続けてください。私は、「誰からも信頼され、頼られる存在」を目指し、卒業後も頑張っていきます。