平成29年3月2日 卒業式 式辞より
この1年間、私は皆さんが最上級生として、本当に良く頑張ってくれている姿をたくさん見させてもらいました。その中から、私にとってうれしく、そして皆さんには決して忘れて欲しくないと思ったことを話します。
皆さん、今年度の鶴翔祭のテーマを覚えているでしょうか。「鶴高魂」でした。魂とは精神、心です。すなわち「鶴高生の心意気を示そう」というテーマでした。私はまず、この「鶴高魂」というこんな言葉が生徒諸君から出てきたこと、それがとてもうれしかった。なぜなら、皆さんの心の中に、「自分たちだってやれる。自分たちだってやって来たんだ」という鶴高生としての自信や誇りがなければ「鶴高魂」という言葉は絶対に出てくるはずがないからです。皆さんの中にそれが芽生えていることがうれしかったんです。鶴翔祭は、このテーマのとおり3年生の見事なリーダーシップのもと全校生徒で鶴高らしさを発揮してくれました。
もうひとつ。
4月24日、金沢市民球場で行われた野球部の試合。相手は40名を超える部員を持つ強豪校。試合は本校が序盤に3点をリードしていましたが、8回に追いつかれ延長戦に突入。10回表に本校が1点を取り、これを守り切り勝利しました。ピッチャー3年風君が柔らかなフォームで一球一球丁寧に丁寧に投げ続ける。野手は集中力を保ち懸命に守る。ここだというときに3年吉田君が執念のタイムリーを放つ。最後は風君から引き継いだ3年北田君が堂々と抑える。選手一人一人に華やかさや、強烈な強さはなかったかもしれませんが、助け合いながら粘り抜く逞しさが本校のチームにはありました。お互いが信頼で結ばれているすばらしいチームであり、戦いぶりだったと思います。
卒業生の皆さん、これから皆さんが進む道は順風満帆ということは決してありません。いろいろなことがあって当然です。しかし、もし心が折れそうなときがあっても、「鶴高魂」である「自分だってやれる。自分だってやって来たんだ」というプライド、そして野球部にみた「仲間と助け合いながら、しなやかに粘り抜く逞しさ」。この2つを忘れないでください。そうすれば、たとえ時間はかかったとしても目の前の壁を一つj一つ乗り越えていけるはずです。
皆さんがこれからも着実に成長し、一社会人として自立していくことを私たちは期待し願っています。
皆さん、今年度の鶴翔祭のテーマを覚えているでしょうか。「鶴高魂」でした。魂とは精神、心です。すなわち「鶴高生の心意気を示そう」というテーマでした。私はまず、この「鶴高魂」というこんな言葉が生徒諸君から出てきたこと、それがとてもうれしかった。なぜなら、皆さんの心の中に、「自分たちだってやれる。自分たちだってやって来たんだ」という鶴高生としての自信や誇りがなければ「鶴高魂」という言葉は絶対に出てくるはずがないからです。皆さんの中にそれが芽生えていることがうれしかったんです。鶴翔祭は、このテーマのとおり3年生の見事なリーダーシップのもと全校生徒で鶴高らしさを発揮してくれました。
もうひとつ。
4月24日、金沢市民球場で行われた野球部の試合。相手は40名を超える部員を持つ強豪校。試合は本校が序盤に3点をリードしていましたが、8回に追いつかれ延長戦に突入。10回表に本校が1点を取り、これを守り切り勝利しました。ピッチャー3年風君が柔らかなフォームで一球一球丁寧に丁寧に投げ続ける。野手は集中力を保ち懸命に守る。ここだというときに3年吉田君が執念のタイムリーを放つ。最後は風君から引き継いだ3年北田君が堂々と抑える。選手一人一人に華やかさや、強烈な強さはなかったかもしれませんが、助け合いながら粘り抜く逞しさが本校のチームにはありました。お互いが信頼で結ばれているすばらしいチームであり、戦いぶりだったと思います。
卒業生の皆さん、これから皆さんが進む道は順風満帆ということは決してありません。いろいろなことがあって当然です。しかし、もし心が折れそうなときがあっても、「鶴高魂」である「自分だってやれる。自分だってやって来たんだ」というプライド、そして野球部にみた「仲間と助け合いながら、しなやかに粘り抜く逞しさ」。この2つを忘れないでください。そうすれば、たとえ時間はかかったとしても目の前の壁を一つj一つ乗り越えていけるはずです。
皆さんがこれからも着実に成長し、一社会人として自立していくことを私たちは期待し願っています。