宇ノ気中学校の出来事

NEW 3学期始業式

 2019年 新年明けましておめでとうございます。
 保護者の皆様、地域の皆様、本HPをご覧の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
                                   
 今日は3学期のスタートです。体調を崩して何名かの欠席者はいますが、生徒のみなさんは元気な表情で登校してくれました。
 1限目に3学期始業式、1月の全校集会を行いました。
 始業式では、山本校長先生から、「2018年度最後の学期をしっかり締めくくろう」、そして「2019年度に向けて各学年、しっかり準備をしよう」というメッセージが最初にありました。その後、『一粒の米』というお話がありました。
 これは、江戸時代の偉い学者だった新井白石の逸話です。
 新井白石は、
6代将軍徳川家宣を助けて、幕府の政治を動かした人でした。しかし、子どもの頃は朝から晩まで遊び惚けて、全然勉強をしなかったそうです。そこで、父親が白石にこんな話をして諭したそうです。
 「米びつから、たった一粒の米を取っても、お米が減ったかどうかは分からない。だけど、1年、2年と毎日一粒ずつ取っていると、減ったことが分かる。逆に、米びつに一粒の米を加えても、お米が増えたかどうかは分からない。しかし、1年、2年、毎日一粒ずつ加えていると、増えたことが分かる。学問や勉強も同じで、1日だけ勉強したり練習したりしても、すぐに利口になったり上手になったりする訳ではない。1日怠けたからと言って、翌日すぐに馬鹿になる訳ではない。けれども、毎日、毎日ほんの少しずつでも努力を続けると、これが1年後、2年後には、利口になったり上手になったりしたことがよく分かる。逆に、毎日少し怠け続けていくと、気がつくと、いつの間にか分からなくなったり、下手になったりしてしまっている。継続は力なりだ。」と。これを聞いた白石は、一念発起して、後に幕府をも動かす偉い学者になったそうです。校長先生は「努力を積み上げること」、「継続は力なり」がやはり大事なことだと語りかけてくださいました。
 また、山本校長先生からは「一年の計は元旦にあり」という言葉から「一日の計は朝にあり」というお話もありました。一日一日をしっかり生活するためには、朝にしっかりその日の目標やその日頑張ること、気をつけることを心に決めて一日をスタートすることの大切さを教えていただきました。3学期の(これからの)学校生活も、「一粒の米」と同じく、勉強や運動の毎日の努力の積み重ねを大事にしていきましょう。