宇ノ気中学校の出来事

星 台風21号の爪痕

 昨日、非常に大きな勢力の台風21号が石川県を直撃し、地域の人々が避難所に避難したり、道路や建物を壊したり、大きな爪痕を残しながら昨夜石川県を通過していきました。
 宇ノ気中学校の生徒には、大きな事故やケガがなかったと報告があり、ひと安心しています。台風の影響で登校できていない生徒はいません。
 しかし、残念で、非常に悲しい出来事が起こりました。
 宇ノ気中学校の創立当初から、グランド脇に立っていた樹齢70年を超える大木が、昨日の台風により木の真ん中あたりから折れてなぎ倒される事故がありました。(倒れた木は、隣にあったガラス張りの温室の屋根を壊してしまいました。)樹齢70年の太い幹をした木が倒れる出来事により、校長先生を始め、職員、生徒のみんなが、驚きとともに非常に悲しい思いになりました。
 旧校舎の時から校舎の脇に立ち、学校や生徒たちを見守ってくれた木。今もグランドに立ち、木陰をつくって生徒たちに癒しを与えてくれていました。しかし、その木が倒れたことで、深い悲しみを覚えます。と同時に、自然の力の大きさを痛感します。



 朝、先生方が木を見て、木に対する感謝の思いを感じていました。宇ノ気中学校卒業生である山本校長先生が非常に悲しい目をして、倒れた木を見つめていました。

  今日の午後、急遽、全校生徒とともに、宇ノ気中を最も古くから見てきた木を見送る集会を行いました。校長先生が集会で、木とともに過ごしてきた歴史、宇ノ気中のシンボルとも言える木に対する思いをお話してくれました。