宇ノ気中学校の出来事

四戒

 先日も個人戦の結果をお知らせしましたが、2月17日(土)に宇ノ気体育館で第38回石川県中学生選抜剣道大会が行われました。

 女子は予選リーグからそれぞれが相手の動きをよく見極め完勝し、リーグを1位通過しました。決勝トーナメント1回戦では、勝負を少しあせったのか、相手よりも多く技を繰り出したにもかかわらず、なかなか有効打とならず結果的に敗戦となりました。

 男子の予選リーグは逆に相手とかみ合わないシーンが多く見られちぐはぐな展開となりましたが、決勝トーナメントでは持ち味を発揮し、結果的には準決勝・決勝は完勝し優勝しました。

 

 剣道には四つの戒めと書いて「四戒(しかい)」という教えが古くからあります。

 「驚(きょう)【おどろく】」「懼(く)【おそれる】」「疑(ぎ)【うたがう】」「惑(わく)【まよう】」の4つです。すなわち心に驚きや恐れ、疑いや迷いがあると本来の力が発揮できず勝つことができないという教えです。

 どのスポーツにも言えることですが、最後は精神力の勝負です。相手に勝つ以前に、自分の心を鍛え、いざ勝負になったときにいかに平常心でいられるかが大切であることを今回の大会で学ぶことができました。

 大会を運営してくださったかほく市並びに剣道協会の皆様。日頃から稽古をつけてくださっている各道場の先生方。そしていつも温かく見守ってくれる保護者の方々。本当にありがとうございます。

 令和6年度の全中は新潟県で開催されます。夏までに心と技をさらに磨き上げ、県大会では男女で全国の切符を部員一丸となってつかみ取ります。これからも応援よろしくお願いします。