宇ノ気中学校の出来事

新たな門出

 夏にも一度紹介した、本校剣道部卒業生の志礼海龍(しれい かいり)先輩が1月の終り頃からほぼ毎日のように新化館に足を運んでくれ稽古をつけてくれました。

 志礼先輩は中学校を卒業後、熊本県九州学院高校に入学し、高校3年生時、夏の全国高校総体(インターハイ)で見事日本一に輝きました。現在は、高校での授業も修了し、3月1日に行われる卒業式を待つばかりです。卒業後については、関東の強豪校である駒澤大学に進学の予定で、次は大学日本一を目標に掲げているそうです。

 本人曰く、高校での3年間はほぼ休みが無く、顧問の先生が不在の時も選手同士で声をかけあって自主練に励んでいたそうです。20人もいる同期は、稽古ではライバルとして鎬を削り合い、剣道を離れれば本当に仲の良い友達だったそうです。そして、365日間1日も休みが無く、さらにその中で熾烈な選手争いを行い、日々繰り返される過酷な稽古や遠征が続いたにもかかわらず、誰一人として途中で辞める生徒はいなかったそうです。それは、もしかしたら全国制覇することよりも、すばらしいことではないでしょうか。

 

チームの為に何ができるか 

  ありがとうと言ってもらえ 

    且つ言える人間になれ

       強く優しい人間に

 

  海龍 3年間本当によく頑張った 

           卒業おめでとう