輪島市立輪島中学校
令和5年度
今年度を終えるにあたり ~感謝~
本年度も残りわずかとなりました。
1月1日の大地震の発生により
子どもたちの生活環境は厳しいものとなりました。
白山避難生活や輪島高校を間借りした学び。
あるいは家庭からオンラインで学習など・・。
全員が集まって一つの学校で学ぶ事は
当たり前ではなくなりました。
そんな厳しい環境の中においても
地域の皆様や保護者の皆様とともに
手を携えて取組を進められたことに
改めて深く感謝申し上げます。
また、子どもたちの学習・生活の応援として
石川県教育委員会をはじめ
全国の先生方にも多くのご支援をいただきました。
本当にありがとうございました。
来年度も厳しい環境でのスタートとなりますが
引き続き、地域・保護者の皆様と協力して
子どもたち一人一人の笑顔と輝く未来のため
努力して参りたいと考えております。
この一年間のご協力とご支援に
心より感謝申し上げます。
白嶺、鳥越でお別れ会
1月22日から白山での学びの校舎として
1年生は白嶺小中学校、
2年生は鳥越中学校で
それぞれ学習を続けてきました。
<白嶺小中学校>
2月21日が最後の登校となりました。
各学校では輪島中の生徒らのために
「お別れの会」を企画してくれました。
<鳥越中学校>
両学校には本当にお世話になりました。
私たちは優しさと思いやりに包まれながら
学習や運動を進めると同時に
多くの思い出をつくることができました。
白嶺小中学校の皆さん
鳥越中学校の皆さん
長い間ありがとうございました。
白山で過ごす最後の週末
白山に避難いてちょうど2ヶ月。
子どもたちは白山での週末を
思い思いに過ごしています。
春の陽気に誘われてか
駐車場で体を動かす子が多いです。
子ども達にとって思い切り運動できる
時間と環境は必要だと感じさせられます。
修了式後は輪島に帰ることができますが
活動できる環境があることを願っています。
アスリートとの交流
14日、輪島校で学ぶ生徒のもとに
プロダンサー、元プロバスケット選手、
プロテコンドー選手が訪れ
対話・交流学習を行いました。
選手らと一緒に体を動かしたり、
ブレイクダンスを練習したりしました。
難しい動きで困っている時には
「まずはやってみることが大切」と声かけされ
最後まで一生懸命に取り組んでいました。
選手との対話の時間では
「勉強をする意味」「継続する大切さ」
「プロになって見えたこと」などの話を
真剣な眼差しで聴く姿が印象的でした。
元気と勇気をいただきました。
ありがとうございました!
国際高専での学び(1年生)
1年生が国際高専白山簏キャンパスで
ゲームやモノづくりを通して
英語による活動を楽しみました。
<体験プログラム>
・「飛行するモノ」づくり
・英語でガチャゲーム
・アクリルキーホルダー製作
また、北陸銀行松任支店長の宮本様より
金融教育の出前授業を受け
「お金」に関する知識を深めました。
国際高等専門学校の皆様、
北陸銀行松任支店の皆様、
ありがとうございました!
輪島校でモルック教室を開催
輪島校で学ぶ1、2年生徒を対象に
石川県モルック協会の皆様による
「モルック教室」が開催されました。
モルックはフィンランドの伝統的なゲームを元に
Lahden Paikka社によって開発されたスポーツです。
ルールも簡単で老若男女問わず楽しめるそうです。
ルールの説明を受けた後、さっそくゲームをして
皆でおおいに盛り上がりました。
勝つには戦略が必要なので頭の運動にもなります。
協会の皆様、楽しいゲームに出合わせていただき
ありがとうございました。
2年生 国際高専で学ぶ
11日、2年生の学習場所は
国際高等専門学校でした。
生徒たちは広大な校舎で
高校生気分を味わっているようでした。
<国際高等専門学校 白山簏キャンパス>
<白山簏キャンパスで学ぶ生徒たち>
<ボルダリングにも初挑戦>
卒業式 125名が巣立つ
3月9日、第10回卒業証書授与式が
輪島消防署多目的ホールで挙行され
卒業生125名が輪島中を巣立ちました。
ご卒業おめでとうございます!
「
<卒業生入場>
<卒業証書授与>
<永草校長式辞>
<小川教育長 告示>
<坂口輪島市長 祝辞>
<小路PTA会長 祝辞>
<卒業生代表の言葉>
「・・・私たち125名は今日から
それぞれ新しい人生の一歩を踏み出します。
被災して二ヶ月ですが
未だ現実を受け止めきれていません。
被害が無かった場所では
いつもと変わらない毎日が過ぎているのを見て
私たちの輪島だけ時間が止まっているように
感じたこともあります。それでも、
輪島は日々、確実に復興に向かっています。
僕たちは、自分たちが生まれ育った
能登の未来を繋いでいくために
この先の困難に立ち向かい
それぞれの夢に向かって
果敢に挑んでいくことをここに誓います。
・・・。」
<卒業生 別れの歌『3月9日』>
県立高校入試1日目
県立高校の学力検査の1日目です。
受検予定の生徒は全員会場入りしました。
体調の心配も無く、健闘を祈るのみです。
<前日にリモート開催された受験指導>
<受験会場に向けて青年の家から出発>
学年末テスト
1,2年生の学年末テストが始まりました。
<白嶺小中>
白嶺小中学校、鳥越中学校、輪島高校と
今通っているそれぞれの学校の教室で
一生懸命に問題と向き合っていました。
<鳥越中>
<輪島高校>
明日は社会・数学のテストが待っています。
3年生は卒業式練習に取り組み始めました。
<白山青年の家>
学びの場としての復活に向けて
今も輪島中校舎は避難所として
多くの人々の日常を支えています。
<体育館の様子>
<中庭の様子>
学びの場としても少しずつ
前に進んでいます。
↓
<家庭準備室>
↓
<音楽準備室>
いつの日か子どもたちの
元気いっぱいの声と笑顔が戻りますように!
5回目の週末
白山での週末も5回目をむかえました。
多くの方々のお声かけにより
子どもたちの活動の幅も広がっています。
(多くの生徒にとっての初スキー体験)
平日には見ることのできない
笑顔あふれる姿をみると
周囲の大人達の表情も自然と和らぎます。
(白山イオンモールでのショッピングと映画)
(金曜には北陸新幹線に試乗し敦賀へ)
(小松市中学校野球部の冬期合同講習会に参加)
(練習試合にのぞむ女子バスケットボール部)
剣道部は県選抜大会に出場し選手宣誓するなど
様々な体験ができた週末でした。
感謝しかありません。
応援を力に
全国から応援メッセージが寄せられています。
寄せられた言葉からは震災を自分事として考え
共に悩んでいる送り手の様子が目に浮かびます。
子どもたちは多くの力をもらっています。
ありがとうございます。
お昼ご飯の提供始まる
輪島高校で学ぶ輪島校の生徒たちに
13日から昼食の提供が始まりました。
友達と食べるお弁当の味は格別でだったようです。
昼食の提供によって午後の授業も再開されます。
ありがとうございました!
元気と勇気をいただいて
白山生活も27日目に入りました。
避難当日から今日まで
子どもたちは多くの皆様方から
多くの元気と勇気をいただいています。
心から感謝いたします。
ありがとうございます。
ダンス教室
ドローン操縦体験
クレープキッチンカーと撮影会
輪島高校で対面授業再開
6日、輪島高校の教室を間借りするかたちで
対面での授業を再開することができました。
(学校と家庭を繋いで行われるリモート授業)
今までリモート学習していた子どもたちは
久しぶりに友達と会話したり
学び合えたりする喜びを噛みしめているようでした。
(輪島高校で行われた対面授業)
白山では3年生が実力テストに取り組みました。
節分に願いを
「立春」前日の今日、
白山比咩神社を散策した生徒らは
節分の行事に参加しました。
無病息災と復興、
家族そろって暮らすことができるよう
一日でも早い日常の回復を願いました。
体を動かし始めました
「運動したい」「部活したい」
そんな生徒の声に応えて
少しずつ運動を取り入れています。
(選抜大会に向けて練習する剣道部員)
(基礎体力づくり)
(地域の先生によるヨガ教室)
「運動するとご飯が美味しい」
「久しぶりに汗をかいて気持ち良かった」
明るい顔で話しかけてくれました。
充実した週末に
白山避難して2度めの週末を迎えました。
(習字教室)
お迎えに来た家族と共に過ごす生徒
輪島の先生と再会し習字に取り組む生徒
白山イオンで友達と映画鑑賞する生徒
髪を整えすっきりする生徒
(散髪タイム)
(映画鑑賞)
今週末も多くの皆様方のご支援受けて
充実した週末を過ごすことができました。
心から感謝いたします。
漢字検定に挑む
26日、1~3年生がそれぞれの会場で
漢字検定に挑戦しました。
(白嶺中会場)
地震の影響によって
計画通りに学習を進めることは
困難だったと想像できますが
入所後は自習時間を使って
学び合う姿が見られました。
(青年の家会場)
(鳥越中会場)
全員の合格を願っています。
2年生は鳥越中の生徒の皆さんに
輪島の和太鼓を披露しました。
「久しぶりの太鼓は気持ちよかった」
「大きな拍手をもらって嬉しかった」
そんな感想を聞くことができました。
tel 0768-22-1244
fax 0768-22-1245