やなぎっこ通信
ヤマメ完結編
3月22日(水)5年生が学校の近くを流れるの町野川に、ヤマメの放流に出かけました。卵のときから水温を管理し、孵化してからはえさやりもしながら成長を楽しみにしてきました。
この日も、県水産総合センターの鮎川さん、沢田さん、職員のみなさんに、放流後のヤマメの成長過程について説明を聞いた後、数匹ずつバケツに移しながら、町野川に放流しました。飼育期間中いろいろなアクシデントやハプニングもありましたが、それも今となっては、よい思い出となったことでしょう。5年生のみんな、地道なお世話を毎日よくがんばりました。
ちなみに、この日放流したヤマメの内、1・2匹が海に出て回遊、その途中で体がメスと変化し、「サクラマス」(ヤマメの別称)になって、川を遡上してくるそうです。生き残る数といい、メスへと体が変化することといい、自然界や生き物には不思議がいっぱいです。
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この星に生まれて
「いい卒業式だったなあ」「いい6年生たちだったなあ」会場の後片付けをしている職員のつぶやきが聞こえてきます。3月は卒業シーズンなので、たくさんの学校で卒業式が行われています。たぶん、どの学校でも本校の職員のようなつぶやきがあると思います。何年間も、手塩にかけて育ててきた子どもたちが巣立つ日なのですから、喜び半分、寂しさ半分といった感じでしょうか。どこの学校でも、自分の学校の卒業生や卒業式は誇らしく、すばらしいものなのだと思います。
みんなで協力して、今日までがんばってきた6年生に贈る「おめでとう」は、Happyではなく、Congratulationsです。“Congratulations on your graduation!”みんな元気でね。柳田小学校のホームページもときどき見てくださいね。(笑)
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ショックから立ち直る
前回の記事で「左側の水槽のヤマメの稚魚が全滅」した話題をお知らせしましたが、な・な・な・なんと、水産総合センターの鮎川さんが連絡してくださって、加賀市にある同じ県立水産総合センターから、放流に向けて飼育中だったヤマメの稚魚が柳田小学校に届けられました。
これには、5年生の子どもたちも感激です。しかも、遠く加賀市から沢田さんが運んできてくださいました。子どもたちだけの力では、どうしようもできないことに対して、そっと手を差し伸べてくださる水産総合センターの職員の皆様には感謝感謝です。子どもたちは放流に向けて観察を続けています。何でもかんでも、大人がお膳立てをすることは確かに弊害が多いと思いますが、今回のように「子どもたちだけでは解決できないこと」に対しては、さりげなく手を差し伸べることができる大人になりたいですね。ありがとうございました。
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ショック
がーん・・・せっかく、大きくなったヤマメが・・・
5年生が12月中旬から育てているヤマメの稚魚の半分が死んでしまいました。左側は、前日、県水産総合センターの鮎川さんと、沢田さんにお越しいただいて、体長が大きくなったヤマメを2つの水槽に分けた写真です。観察を続けている5年生は、今月下旬の放流を楽しみにしていたところでした。
右側は、その翌日の写真です。水質が合わなかったのか、水温が合わなかったのか、せっかく大きく育ったヤマメが死んでしまって、水槽を一つ撤去しました。小さな魚にとっては、ほんのわずかな環境の変化にも敏感であることを学んだ5年生でした。
人間が保護して育てても、成長するまでにいくつもの試練があるのですから、自然界で成長するのは何%くらいなのでしょうか?死んでしまったヤマメや、観察を続けている5年生には可哀想な思いをさせましたが、学んだことも数多くありました。さあ、あと少しの期間ヤマメを育てて、みんなで町野川に放流に行こう。がんばれ5年生!!
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全力
『卒業する6年生に、みんなの思いが伝わればいい。』『伝わったかな?』1番前の席で、少し照れくさそうに笑っていた6年生たちの笑顔が、何よりの答えだね。インフルエンザの流行で、ぶっつけ本番って感じだったけど、「声の大きさ」「表情」「身振り手振り」「劇で使った小物や道具」今日は、みんな花まるだったよ。準備から進行まで全てを運営してくれた5年生のみんな、そして、寒い中、学校まで来てくださった保護者のみなさん、ありがとうございました。
こんなに素晴らしい時間ならば、来年は地域のみなさんにも来ていただけるようになるといいな。どのようにすれば地域の方に発信できるのかな?これは、4月から6年生になる5年生への宿題だよ。
最後に、このホームページを時々ご覧になってくださっている平林先生のお母さん、娘さんは「孫」の役で、劇に登場していらっしゃいましたよ。わかりますか?
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つながり
世の中には「中1ギャップ」という言葉があるらしい。中学校へ進学した新1年生が、小学校生活との違いや、部活動、先輩後輩の人間関係など、いろいろなことが原因で学校へ行くことがつらくなるというもの。どうやらこの中学校にはなさそうです。
2月21日(火)6年生が柳田中学校へ体験入学に行ってきました。来年、先輩となる中1、中2の皆さんが、心ほぐしのゲーム、アカペラでの校歌指導、英語のゲームや、英語での学校紹介など、短い時間の中で、中学校生活にやや不安を抱えていた6年生の気持ちを、前向きに変えてくれました。何を隠そう、今日6年生担任が出張で、私が帰りの会に出た際、6年生の連絡帳に書いてある一言日記に「早く中学校に行きたくなった」「不安だったけど、スッキリした」「とても楽しかった」などなど10人以上がコメントを残していたのをこの目で見たのです。(笑)
柳田地区は1小学校1中学校ですが、それを「強み」に変えて、小中学校でガッチリとスクラムを組んで、9年間で子どもたちを育てることが可能です。固定された人間関係がマイナスだとか、大勢の前で表現するのが下手だとか、そんなことは百も承知で、それを打ち破る取り組みをして、宝物である子どもたちを、「大切に」、「でも、少し負荷をかけて厳しく」育てていきたいものですね。
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練習の成果
校内なわとび大会が行われました。残念なことに、当日はインフルエンザによる学年閉鎖で2年生がいませんでした。寒い中でしたが、たくさんの保護者のみなさんに応援していただきながら、子どもたちは、短なわとびでの個人種目、大なわとびでの団体種目に汗を流しながらがんばりました。
12月から練習を続けてきただけあって、どの子も自信満々でチャレンジしていました。お世話してくれた体育委員会のみんな、各チームの6年生のみんな、ありがとうございました。失敗した人を励ます場面も見られ、楽しくて心温まる時間となりました。
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一丸となって
1月30日(月)、特別支援教育について理解を深めるために、校内研修を行いました。この日の講師は、石川県教育センターの岡部指導主事にお願いしました。「特別支援学級の授業づくり」と題して、岡部指導主事の講義や演習をとおして、児童の特性のとらえ方や、保護者との連携の重要性、学級経営など、全教職員で共通理解を図りました。
このような研修をとおして、まずは教師と教師がつながり、そこに子どもたちがつながり、保護者もつながり、柳田小校区の地域がつながり、みんながつながって特別支援教育の充実が実現するのでないでしょうか。
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待ちに待った
先週の校庭は一面が銀世界でした。子どもたちにとって、昼休みや放課後は、まさにパラダイス。ジャンパーにスキーズボン、手袋に帽子、長靴と、柳田小学校の子どもたちは毎日準備万端です。学校にあるソリを使って、中学校側の斜面を滑り降りるのが子どもたちには大人気。斜面の角度は、最大で10~12度くらいあるのではないでしょうか?結構スピードが出て気持ちがよさそうです。ソリの順番を待ちきれない子どもたちは当然のごとく、そのままスキーズボンで滑り始めていました。
楽しさの味をしめた一年生は私に、今度体育の時間に雪遊びをするのはいつか毎日尋ねにきます。ですが、グラウンドの雪は、2月1日現在積雪2センチです・・・泥だらけになって家の人に叱られるよ・・・
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子どもたちにしかわからないこと
2月24日(金)の卒業生を送る会で行う「鼓笛引き継ぎ式」に向けての練習も最終調整を迎えています。2学期末から先週まで、別々の教室で楽器ごとに練習していたようでしたが、この日は、自然発生的にランチルーム前のホールで合同練習が行われました。階段に座って、後輩たちに温かいまなざしを向けているのが6年生です。演奏している5年生~3年生は、ポジションも座り方もバラバラみたいですが、子どもたちにしかわからない絶妙なバランスで配置がなされているようでした。自主的に練習できるのはすばらしいですね。
ただ、2階から1階に行こうとする私にとっては、階段に6年生がいるのでジグザグに進まなくてはならないわ、フラッグの子が回転させた旗の棒が背中に当たるわ・・・(笑)、今度からは遠回りしなくっちゃ。
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