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5年 消費者教育

5年生家庭科「持続可能な暮らしへ 物やお金の使い方」という単元があります。消費者としての買い物においてどのようなことに気をつけていけばいいのか、また、多様化する買い物の方法を知り、お金をどのように使っていけばいいのかを学ぶ学習です。今日は、その学習の一環として、石川県金融広報アドバイザーの北本先生、町役場の担当の方々をゲストティーチャーとしてお招きし、消費者教育を実施しました。

まずは北本先生が紹介してくださった「おこづかいゲーム」を通して、自分たちのものの買い方やお金の使い方をその場その場で確認していきました。

  

 

  

 

  

ピンクと青と黄のカードを1日1枚という設定でくじ引きのように選び、1000円のお小遣いの使い方について記録していくゲームです。ピンクは絶対しなければいけないカード、青はどちらか自分で選ぶカード、黄色は何も使わないカードです。初めは、どんな風に使おうかと思っている子どもたちですが、絶対使わなければいけない時に困ったり、どちらでも良い時に大きな支出をしたりすることで、次第にお金が減っていく不安や黄色いカードが出た時の安心感を体験していきます。また、青のカードで、お家のお手伝いをしたらお小遣いをもらえるのに、もらわないという選択をする子もいて、その都度理由を聞きながらゲームを進めていきました。

最後に、緑のカードを北本先生がもっていらっしゃって、「友達が300円貸してほしいといっています。あなたならどうしますか。」という言葉が書いてありました。

  

子どもたちの反応は様々でしたが、貸してもいいという子に意見を聞くと、「友達を信じているから」という意見が出ました。そこで北本先生は、「返ってこないかも知れない、それでもあなたはその友達と友達でいられますか」と問い返していらっしゃいました。みんなが自分のこととしてグッと考えている姿を見て、とても嬉しく思いました。

お金は、時には人間関係を壊してしまったり、人生さえも狂わせてしまうそんな大変なものであること、便利だけれども、一歩間違うと大変なことになるということを、1人1人が学んだよい学習でした。

このような機会を与えてくださった北本先生、町役場の皆様、本当にありがとうございました。