季節の花だより

季節の花だより㉒

ようやく1学期が終わります。1学期の途中から始めたこの花だよりも22回を数えました。 

今年は、コロナウィルスや長雨の影響もあり、季節をなかなか実感できない年でしたが、学校の周りを歩きながら少しでも季節の自然を楽しめたらと願い、この「花だより」を始めました。よく見ると学校の周りには自然がいっぱい、そして地域のお家の玄関やお庭にも本当にきれいな花々がいっぱいあり、私自身が一番癒されていたように思います。

では、1学期最後の花だよりです。前回の答えは、「バショウ」(芭蕉)でした。

  

この葉の繊維から、芭蕉布を作るだそうです。やはり、シーボルトが、この木の学名「ムサ バショウ」を付けたということです。「ムサ」とは、「バナナに似た」という意味で、実はバナナに似ていますが食べられません。かの松尾芭蕉も、自分の深川の家にこの芭蕉があったことから、自分の俳号を芭蕉としたそうです。

大きな葉っぱが、夏らしいと思って載せたのですが、実は芭蕉は初秋の季語だそうです。いつの間にか、秋を見つけてしまっていたのですね。

さて、今日のお花(草)です。

  

夏になると、以前紹介したノウゼンカズラのように、蔓状の草がどんどん生えてきますね。取っても取っても生えてくるこの蔓状の草は何という名前でしょう。答えはまた次回お知らせします。