Q1. なぜ不登校になるのですか? |
Q2.「やすらぎ穴水教室」はどんな仕事をしているのですか? |
Q3. 「やすらぎ穴水教室」で生徒はどんなことをしているのですか? |
Q4.「やすらぎ穴水教室」に通室するにはどうすればよいのですか? |
Q5.相談をしたい時どうすればよいのですか? |
Q1.なぜ不登校になるのですか?
A1.いろいろな原因やきっかけがあるようです。学校では友達や先生とうまくいかない、勉強につまづいたり嫌いになった、部活動が負担になった、いじめなど。家庭では両親の不和や親子関係がうまくいかないなど。本人の問題では怠学や非行、頑張りすぎたりよい子でいるのに疲れきったなど一人一人事情が異なるようです。
不登校生本人の調査によると友人・先生との人間関係と学業不振をきっかけだとする生徒が多くいます。また、不登校状態が継続している理由は不安などの情緒的混乱や無気力などが複合的にからまって長期化しているようです。
不登校の始まりは「ただ何となく行きたくない」というあいまいなタイプから「学校は地獄だ」という拒絶的なタイプまで様々で、「行きたくない」時に登校を強制されると暴れたり、心身症的な症状(頭痛、腹痛、発熱、下痢などで心の「行くな」という命令に身体が反応したものだそうです)を引き起こす人もいます。
ともかく不登校の原因やきっかけといわれるものは一人一人異なり、すべての子供たちが大なり小なり経験することなのではないでしょうか。そこで非行に走ったり、不登校になったりするかしないかの分かれ目は問題の早期発見と適切な対応、そしてありのままの自分を認め合える環境や人間関係などがあるかどうかなのではないでしょうか。
Q2.「やすらぎ穴水教室」はどんな仕事をしているのですか?
A2.「やすらぎ穴水教室」設置の目的は
「学校に行けなくなった児童生徒に対して安心できる居場所を確保し、自己の成長や課題解決の場として位置づ け、学校や社会生活への適応力を育てることを目的とする。そのため児童生徒が抱えている情緒的・心理的な問題等の軽減をはかりながら、一人一人が自己理解を深め、自立していく力を培い、自分自身や対人関係に自信を持つように支援していく。」となっています。
このため、次のような活動に取り組んでいます。
(1)通室生を支援・指導する仕事
通室生に安全で自由な居場所を提供し、日々の学習支援や体験的行事を実施しています。
(2)不登校を中心とする相談・助言の仕事
相談は来室しての相談・電話での相談・E-mailでの相談を受け付けています。
相談できる時間は平日の9:30から16:30です。相談は本人でも保護者や先生でもかまいません。お気軽に どうぞ。また、毎月一回スーパーバイザー(特別相談員)による相談会を実施しています。
(3)教育関係者や保護者向けの研修会を実施する仕事
不登校に悩んでいる先生方や保護者を対象とした研修会や事例検討会を実施します。
Q3. 「やすらぎ穴水教室」で生徒はどんなことをしているのですか?
A3.不登校生には「自信がない」という人がたくさんいます。たとえば自分の性格や学力、他の人とうまくやれないなどです。また、不安やあせりで自分の殻にとじこもって他の人を受け入れられない人もいます。
教室では、安全で安心していることができる場所を用意し、少しずつ自分のできること、関心のもてることから始めて、自信を回復してもらおうと考えています。また、勉強についても学校から出された課題やワークノートなどで一人一人の事情に合わせた計画を作って進めていきます。
一日の活動
来室 9:00 出欠の確認・今日の予定・活動計画
個別学習(在籍校からの課題、基礎学力の補充等)
集団学習(スポーツ、趣味、ゲーム等)
退室 15:00
一日の反省・退室の確認
その他の活動・面接(個別面接、グループ面接)・文化的・体育的行事
年間の活動
季節や施設の能力に応じて、いろいろな体験ができる活動を計画しています。くわしい年間計画は「年間計画」のページを見てください。ただし、行事は通室生の状況や希望によって変更される場合があります。
Q4.「やすらぎ穴水教室」に通室するにはどうすればよいのですか?
A4.不登校に悩んでいる生徒本人や周囲の人(保護者や先生など)が家に引きこもっているより、「やすらぎ穴水教室」で何かに取り組んで見たほうが良いのではと考えたとき、一度相談をしてください。本人がなんとか通室できそうだと思ったとき、次の手続きで通室することができます。
(1)保護者が「通室願」を在籍校長に提出する。
(2)在籍校長は、「やすらぎ穴水教室」室長に「通室願」を提出する。
(3)「やすらぎ穴水教室」室長は、在籍校長へ「通室通知」を出し、受け入れる。
Q5.相談をしたい時どうすればよいのですか?
A5.不登校や引きこもりの相談を中心に教育相談を受け付けています。
相談の方法には次のものがあります。
(1)来室相談
教室に来ていただいて面談形式で行います。
前もって電話でご予約ください。
(2)電話相談
平日の 9:30 から 16:30 に受け付けています。
電話番号は 0768-52-2258 です。
(3)E-mail相談
アドレスは anamio@ishikawa-c.ed.jp です。
(4)スーパーバイザー、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー相談会
専門的見地からのカウンセリングやアドバイスが受けられます。
毎月一回実施します。
前もって電話でご予約ください。
不登校や引きこもりの場合、本人のみならず保護者の悩みや苦しみもとても大きいと言われます。家族で悩みを抱え込むのではなく、支援機関に相談することによって解決の糸口が見つかるかもしれません。ぜひご利用ください。