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【新聞部】 「いずみの原」速報124号を発行しました!

10月27日、「いずみの原」速報第124号を発行しました。

生徒・教職員の皆さんは、もう読んでいただけましたか?

外部の方向けに、今回と次回の投稿で124号に掲載されたコラム、論説を公開します。ぜひご一読ください。

 

 前期新人戦が10月24日までに県内各地で開催され、後期新人戦やコンクールに向けて各部活動が精力的に活動する時期となった。街でもスポーツの秋、芸術の秋と称され、多彩なイベントで賑わっている。

 美術展に足を運んだ人もいるだろう。絵画や芸術鑑賞を楽しめる、楽しめないの違いは何なのだろうか。もちろん作品の色合いといった感覚的なものもあるが、作品を分析できる様々な背景知識を持ち合わせていることも大きい。

 美術の授業で「麦わら帽子」という絵画の模写をした。これはポール・セザンヌによって描かれた絵だ。絵にはセザンヌの旧友であるボワイエの姿が描かれている。

 調べたことをもとに見てみると、ボワイエの目つきや表情、セザンヌの表現技法までも細かい部分が見えてきて絵画の面白さを感じた。同時に、絵に隠された時代背景や作者にも目を向けることで、ひとつの絵画でも見え方が大きく変わることを実感した。

 部活動でも同じことがいえる。運動部でも文化部でも一流の人が用いている効果的な練習方法を知ることは自分の部活動への取り組みを見直す機会となる。

 部活動の練習風景や自分の作品が違った角度で見えてくるよう、自分のアンテナを張って最大限の成果を出す秋にしたい。

                                          (1年新聞部員)