校医・河野先生の「生活リズム講座」をしました【教育講演会】

学習のまとめやお楽しみ学習が花盛りの午前中を終えて、今日の午後は「生活リズム講座・睡眠について」を校医の河野先生(うらた医院・院長)に講義していただきました。

先生のお話は、「ねる子は育つ。成績も良い」と「スマホは夜7時まで。夜10時までにはねましょう」がテーマでした。

「すいみん」が足りないと、特に小学生の成長期にはたいへんな影響が出てしまうことを、お医者さんとして数々のデータを示しながらわかりやすくお話していただきました。
こんなにはっきり悪い影響がでてしまうのですね…

暗くなって、ねむりはじめて2時間ほどで「すいみんホルモン」が脳から出てきます。それが出ないと、十分深い睡眠ができません。
ところが、眠る直前まで明るい画面(スマホ・タブレット・パソコン・テレビ・ゲームなどなど…)を見続けていると、それがうまくいきません。

とくにスマホなどの液晶画面から出る光は、波長が短くエネルギーの強い「青い光(ブルーライト)」が多いため、睡眠の深まりが遅れてしまいます。

成長の「ピーク」を迎える小学生にとって、夜にしっかり「すいみん」できるかは、一生の成長を左右しかねない影響があります。

就寝時間と、学習成績の相関についてのグラフ。うーん・・・と思わずうなってしまいました。

みんなしずかにお話を聴いていました。
とくに上学年の子どもたちは、「成長期」真っ只中の自分たちのこととして、真剣に聴き入っていました。
講演のお礼とふりかえりタイムとして、
「習い事がある時はすこし寝るのが遅くなってしまうので、そうでない日にはしっかり早く寝るようにします」
「すいみんをしっかり取ることが成長には大切だということがよくわかりました」
など、特に高学年の河内っ子たちがしっかり感想を述べていたのが印象的でした。

6年生のふりかえり作文をいくつか紹介します。

R.S.さん
 今日すいみんについて考えて、夜早くねる事は大切だなあと思いました。これから成長していくので、なるべく夜ははやくねて、あまりスマホなどをしないようにしたいです。そして、自分の夢をかなえたいです。良い大人になりたいです。

K.T.さん
 今日、すいみんのことについてうらたの先生から聞きました。ブルーライトのことは知っていたけれど、夜7時にゲームをやめなければならないと知ってびっくりしました。いきなり7時にやめるのは難しいので、少しずつ改善していきたいです。そして勉強と運動の両方で良い成績を残したいです。

H.K.さん
 今日、河野先生から「ブルーライトしょうがい」や「すみんホルモン」「成長ホルモン」について勉強をしました。私はいつも家に帰ったらパソコンで曲を聞いているので、そういうのは7時までにして、早くねて成績をよくしていきたいです。

校医の河野先生、貴重な時間を割いて河内小学校の子どもたちのためにお話をしていただき、大変有意義な学習をすることができました。ありがとうございました。