防災教室・避難訓練デイ

日曜日の朝の資源回収、そして午前の河内文化祭への参加からガラリと開けて、また今週もスタートです。
今日は、5時間目に地震を想定した避難訓練を行いました。そして、その後は金沢大学の青木先生・林先生をお迎えして、防災学習教室を行いました。
青木先生・林先生は、金沢大学の准教授として、県の防災関連のお仕事などをされておられる研究者の方です。
今回は河内小学校の防災について助言をいただくために、石川県教育委員会の事業の講師として来校いただきました。

13:37 緊急地震速報【訓練】の一斉校内放送
13:38 地震の効果音放送(約1分)
13:39 揺れがおさまり、避難開始の指示放送
13:41 体育館への避難完了
13:42 各階の残留者の確認完了。避難訓練完了。
13:43 校長による講評「避難完了まで3分。時間も大切だが命を守る行動ができるかがより大切。」
13:45 青木先生による防災学習教室スタート。

「途中の障害物に気をつけて避難していましたね。」

「途中でおしゃべりしてはいけないのはなぜか?わかりますか?」
「先生の指示が聞こえなくなると自分の命を守れないというのが一つ。」
「もう一つは、校舎内に残っている人がいないか確かめていた先生が、取り残された
 人の声を聞き落としてしまわないように、静かにするという意味です。」
「自分の命も守らなくてはならないけれど、友達の命も大切にしなくては。」
「だから避難中におしゃべりしてはいけないのですよ。」
「本当の地震のときには、このビデオのように大人でもしっかり行動できる人は少ないです。
 だからなおさら、訓練が大切です。」
「高学年のみなさんは、自分を守ることはもちろんできてほしいですが、それだけでなく、
 下の学年の子たちの命を守ることを助けてあげてください。」
「いっしょに身を守ったり、頭を守るように言ってあげたり…できることはたくさんあります。」

青木先生のお話は、専門家として多くの知識・経験を踏まえつつ、子どもたちの心に響くような映像、データをわかりやすく示していただきながらのものでした。
かわちっ子たちへの青木先生からの「お願い」は、今日の学びをぜひお家の人にお話しすることです。
いざ災害が起きたときに、避難場所はどうするか、どうやって離れ離れでいたときに合流するか、家の中で危険なものの置き方や場所があったら改善できないか…など、子どもたちとお家の方が話し合う経験を持つことが大切であることを教えていただきました。
今夜はぜひ、お子様と「我が家の防災」についてお話する機会を持ってあげていただけると幸いです。

また、河内小学校として、今後は「いざ」というときに子どもたちの命を守るために、お家の方に確実に子どもたちを引き渡しできるよう、さらに校内の体制づくりをすること、訓練の積み重ねをしていくことを確認しました。

特に、新築されたばかりで、土砂災害にも強い立地となっている河内小学校の校舎に子どもたちを安全に確保しつつ、お家の方に安全に引き渡しできるようにする訓練が急務と考えています。今後計画します「緊急時の引き渡し訓練」について、実施の際にはご協力をよろしくお願いいたします。

白山市ハザードマップ(河内・吉野谷地区) → 想定される災害について、総合的に掲載されています。
                       河内地区は土砂災害の危険に備えるべきとわかります。
白山市地震あんしんマップ  → 想定される地震の震度が色分けされた地図です。避難所所在つき。
                河内地区は震度6弱が想定されています。…