【1学期を振り返って】平和集会7月17日

夏休みが始まって10日目、7月も最終日となりました。
午後のプール開放は、全校の半数以上の子どもたちが来て賑わっていますが、午前中の校舎はしんとして静かです。残りたっぷりある夏休み、安全で元気に楽しく過ごしてくれたらと願っているところです。

今日からは少しずつ、1学期に紹介しきれなかった記事をアップしていきます。
最初の記事は、7月17日に行われた「平和集会」を紹介いたします。

水曜午後のかわちっこタイムを活用しての開催です。
今回は図書委員さんたちが中心となって企画・運営をしてくれました。当日、二人欠席の委員さんが出てしまい、残された3人での運営になりました。が、それを感じさせない、とても堂々として機転の効いた3人の動きに、職員一同で感心しました。ピンチをものともしない堂々とした姿、力がついているな!と嬉しく思いました。さすがです。

まずは平和集会の主旨を6年生が前説してくれました。
74年前の夏、世界を相手に戦争をしていた日本は、それぞれの場所で、人が人として扱われない過酷な状況、明日は自分の命があるのかわからない状況に置かれていました。

戦争は「普通の人々」からあらゆるものを奪っていきます。そのことを考えさせられる本をいくつか、図書委員さんが紹介してくれました。

そしてトンキーもしんだ たなべ まもる (著), かじ あゆた (イラスト)
上野動物園にいた動物たちが「空襲」によって逃げ出さないようにするに「殺処分」するしかない・・・
そんな命令もほんとうのねらいは・・・

ガラスのうさぎ」高木敏子著
東京大空襲で母と妹をうしない、その後、機銃掃射で父も失った高木敏子さん。
焼け跡の家から見つけたガラスのうさぎの置物は、炎に焼かれてむざんに歪んで・・・
平和に暮らしていた楽しい家族のくらしも容赦なく奪っていく戦争の現実です。

へいわってすてきだね」詩: 安里 有生 画: 長谷川 義史
小学校一年生の沖縄の端っこの島の男の子が書いたという詩が絵本になっています。子どもの詩だけれども、平和の尊さをしみじみ感じることができる本です。

3人の図書委員さんがていねいにブックトークをしてくれました。それを聞く河内っ子たちも、いつもとは違った感じの静かさ・真剣さで聞き入っていました。


そして、戦争にかかわるクイズも。

校長先生からも、平和の大切さについてお話がありました。

学期末のいそがしい時期でしたが、3人の図書委員さんは助け合って、よい集会をりっぱに進めてくれました。
本当によく頑張りましたね!ありがとう!!