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夕暮れの教室から ~河内っ子の学びの足跡~

新学期のめまぐるしい毎日、ちょうど7日目、先週の今日は「入学式準備」だったのですね。今日は授業中に河内っ子たちの姿を写真に記録することもできず、夕方になって「しまった、ホームページのネタが…」とちょっと落胆しながら校舎を見回りました。でも、ちゃんと河内っ子たちの学びの痕跡はあちこちにありましたよ。地味ですが、読んでいただけると幸いです。

図書館前の掲示。

新学期スタートからまだわずかですが、新任の山下司書は張り切って新しい取り組みにトライしてくれています。図書館の入り口が「本の世界へのエントランス」にしっかり整えられていっています。各学年への読書ガイダンスの授業が早速始まっています。どんな授業だったか、お家でも聞いてあげてくださると授業の効果も倍増かもしれません。喜ぶ・デレ

 

1年教室。

小学校の「授業」の構えを学んでいる1年生達ですが、こんなわかりやすい「授業のはじまりと終わり」の教材がありました。
まだ時計の読み方を習っていない1年生たちです。こんなふうに「算数」の授業で習う前段の「生活経験」になるように、アナログ時計の読み方を知るための「痕跡」かなと思いました。すべてが学びになるようにという願いが、低学年の子どもたちに届くように仕組まれている気がしました。

 

お隣は2年生教室。

楽しくお絵かきした画用紙には、担任からのコメントが付箋で添えられていました。2年生らしい一生懸命な絵に、優しいコメントが合わさって、とてもいい感じでした。

2階に登ると、3・4年教室です。

国語の学習でしょうか、自分の名前に使われている漢字から好きな一文字を選んで、その読み方や意味を解説した小さなプレゼン大会が開催中でした。なるほど、なるほどとしばし読みふけってしまいました。添えられたオリジナルなイラストがまたとてもいいですね。

 

5・6年教室へと向かいます。廊下に置かれていた携帯ホワイトボードには、5年生たちの算数の学びの痕跡が。

正三角形に並んだおはじき、一つの辺に並ぶおはじきが増えるにつれておはじきの総数がどう変化するか、それをどのように式に表せばよいのか、授業で取り組んだ痕跡が。

ペンで囲まれたおはじき、数表に書き込まれた矢印・数・記号…。ホワイトボードに残されているのは、正しく「思考」の様子だと思いました。こんな学習を少人数で積み重ねていけるのが、河内小の強みかもしれませんね。真剣に考え・書く5年生たちの姿が目に浮かぶようでした。

6年教室に入ってみると…

今日の6時間目は、新学期になって初めての「委員会活動」でした。これは図書委員会の集会発表に使う「活動のめあて」ポスターですね。「~のために、~しよう」と、めあてと手立ての具体がしっかりリンクした「めあて」になっていますね。図書委員会の取り組みの中心がしっかり定まっていると感じて、頼もしく、嬉しく感じました。

そして職員室前にもどってくると1階の廊下にはこんな掲示が。

歓迎イベント「1年生を迎える会」に向けて、みんなが通る1F廊下に掲出されたメッセージです。言葉には力があります。高学年の先輩たちが1年生を迎えるために、心と力を合わせようと呼びかけていること、とても嬉しい掲示でした。

「自分が幸せになるためには、近くにいる人が幸せを感じてもらえるように行動することだ」とよく言われます。1年生を迎えるために少しずつ力と気持ちを出し合っていく河内っ子たちが、みんな幸せになる会になるのではないかと感じました。楽しみです。

今回の記事は子どもたちの姿がなくてすみません。でも、残された学習の「痕跡」から、河内っ子たちの今の頑張りを読み取っていただけたらありがたいです。また、お家での「話のタネ」にして、学校での頑張りを聞いてあげていただけたら幸いです。