始業式・入学式を行いました

 4月10日の午前中に新任式・始業式、午後に入学式を行いました。

 新任式・始業式ではまず私だけ先に紹介され、その後、新任の先生方を私から紹介しました。私が先に紹介されることで校長は着任済みとなり、今度は校長の仕事として新任の先生方を紹介した訳です。そこで早速、1人の先生を読み飛ばすというミスをしました。しかし、読み飛ばされた先生は、名前が呼ばれなかったことをその場で言ってくれました。そのおかげでちゃんと紹介を終えることができ、単なるミスで済みました。ありがたいことです。もし言ってくれなければ、先生が着任したことにならないからです。それは大失態です。ミスはない方がいいですが、それをちゃんとフォローすることができれば、大したことにはなりません。今回は私ではなく、周りの人のおかげで事なきを得ました。生徒の皆さんもミスをしたら改める、他人のミスに気づいたら教えてあげるという行動ができるといいですね。

 午前中のミスを引き摺らないよう気持ちを切り替え、午後の入学式に臨みました。まずは着替えです。入学式や卒業式のような式典では学校長は”モーニング”を着用します。普段着ているスーツと違い、決まりごとがたくさんあって大変ですが、特別な感じが気を引き締めてくれます。おかげで大きなミスもなく入学式を終えることができました。ひょっとしたら午前中のミスがあったおかげかもしれません。

 午前も午後も式辞を述べましたが、共通の話を入れました。それは、「この学校に入学し、卒業してよかったと思ってもらえるようにしたい」ということです。

 私は常々、高校の友人は一生の友人であり、財産と言って来ています。生徒の皆さんが本校で過ごす時間や本校でできた友人が一生の財産となり、小松工業高校を卒業してよかったと思えるよう、私をはじめ先生方が全力で支援・指導をしていきますので、一緒に頑張っていきましょう。