体育館の冷房について

 9月21日の新聞に「県立学校の体育館にエアコン「検討」」の記事がありました。

 議会で質疑があり、「体育館の改築の際に整備の必要性を検討していく」、「避難所の環境整備のためにも意義が大きい」とのことです。

 以前、小松高校に勤務していたときに体育館の空調の効果を肌で感じていましたが、恥ずかしいことに小松地区の体育館にはあるものとしばらく誤解をしていました。始業式・終業式・入学式・卒業式・各種集会等において、天候を気にせず予定どおり進めることができるのは学校運営上大変ありがたいことです。今年も天気予報を見て、時間帯を変更したり、急遽内容を変更して短縮したり、(もちろん私の話を短縮バージョンにしたり)と工夫しましたが、一部の生徒が保健室で休息する事態がありました。また、体育の授業では先生方にお願いして内容を変更・工夫してもらって対応しています。できれば部活動でも使用して生徒の頑張りをサポートしたいものです。

 なお、普通高校と違い本校では工場棟があり、そちらでの暑さ対策もかなり深刻な課題です。現在スポットクーラーが何台か稼働中ではありますが、そもそも名前のとおり一部を冷やす機能しかなく、部屋全体はかえって暑くなるものです。

 実のところ今年の暑さ、そして近年の暑さを考えると、生徒の体調管理の面において体育館等のエアコンは必要だと感じており、県教育委員会の担当者が視察に来た時には状況を説明するなど働きかけをしているところです。財政的な制約があるのは十分承知していますが、県内の学校と連携して県に更に働きかけができたらと考えています。ぜひ早期に実現をして欲しいと思います。