道徳~分担授業~
5月26日(木)6限 3年生の道徳の授業で、校長先生が授業を行いました。道徳は、本来担任が行いますが、様々な先生と授業をすることで、多様な考えが引き出されたり、様々な視点や価値観に触れたりすることができます。小規模の学校やクラスの生徒数が限られている学校では、こうした工夫をすることで、道徳の授業をよりよくしていくことができます。
今日の授業では、「ふるさとがはぐくむ道徳いしかわ」の中の教材「箔の聖地」を題材に考えを交流しました。箔打ち機械を発明した三浦彦太郎が、箔打ち機第一号の試運転でことごとく失敗し、財産の大部分を失って絶望した場面について、「もし、自分が彦太郎ならどうしますか?」という校長先生の問いに3年生の生徒たちは、集中して自分の考えを書いていました。
発表では、「あきらめる」「あきらめない」の2つの考えで対立しました。
・私はあきらめます。そして、彦太郎の父のように手打ちの職人としての道にもどります。なぜなら、財産がなくなれば、借金生活になり生活ができなくなるからです。
・わたしは、あきらめない。なぜなら、ここでやめたら今までつぎこんだ分もすべて無かったことになる。ついてきてくれている仲間にも申し訳ない。また、いつかきっとどこかで役に立つ時がくると信じているから。
という意見など、本当によく考えた様々な意見が出されました。本音や自分の考えを発表し合ったことで多様な考えや見方にふれることができたと思います。
今後も分担道徳で、様々な先生と学び、考えを深めていってほしいと思います。