2021年8月の記事一覧

流木を使って

「椅子を作ってみたい」「流木を使ってみたら…?」
授業中の何気ない会話から、流木を使った椅子の制作が決まりました。
制作は流木を拾った海岸で収録した波や風の音を聴いてイメージを膨らませるところから始まりました。

実際に流木を手に取って質感のしっくりくるものを選び、仮組みを行って椅子の形を決定して行きました。

インパクトドライバーを使って組み立てを行ないます。時にはサブティーチャーの手を借りながらビスうちをしました。次第に椅子の形が出来上がっていきます。

長い時間をかけて、流木の椅子が完成しました。どこに置いて使ってくれるかな?

「流木を使った椅子」

自分と向き合う

毎年、中学部2、3年は、自分を絵画や立体作品で表現する活動を行っています。弱視の生徒の場合は鏡で自分の顔を見て自画像を作ることが多いのですが、今回は樹脂粘土を使ってレリーフに挑戦してみました。
目や鼻、口、顎の造作、また、頬の膨らみや髪の毛の流れなど、直接自分の顔を触って、時にはサブティーチャーの顔にも触れて確認しながら制作に取り組みました。
少しずつ出来上がっていくレリーフを前に、作品作りを通して「自分」を見つめ直す時間にもなってくれていたらいいなぁと考えました。
最後にブロンズに着色して完成です。レリーフでありながら奥行きの感じられる作品ができあがりました。

「自分と向き合う

季節の花(あじさい)

中学部1年3組の生徒2人は、美術の時間に季節ごとに咲く花をモチーフに作品作りをしています。今回はあじさい作りです。色画用紙を細かくちぎって花(実際は「がく」にあたります)の部分を、葉っぱは樹脂粘土を型に押し付けて作りました。
根気よく制作を続けて、2枚の作品が出来上がりました。

「季節の花(あじさい)」