図書室からのお知らせ

図書室より

2023年度を振り返って

コロナ禍でのさまざまな制限もなくなり、読書や学習をする生徒の姿が図書館に戻りました。授業でも国語や美術、書道の授業などで図書館を使った活動が行われました。

3月末の授業では、ビブリオバトルが行われました。図書館で紹介したい本を選び、どうすればその本の魅力が伝わるか、他の人に読みたいと思ってもらえるかを工夫して準備し、当日に臨みました。当日は、聞き手とコミュニケーションをとりながら楽しく発表する生徒が多くみられました。

来年度も多くの生徒が図書館に足を運び、本に親しむ場を提供したいと思います。


○ビブリオバトル参加者感想
・普段読まないジャンルの本を知るきっかけになった。本を通して人を知る目標が達成できたと思う。
・やる前は結構嫌だったけどやってみると自分の読んだものの感想を伝えれて楽しかったし、他の人のもとても面白そうだった。
・友達と本について語り合うことがまずないのでとても新鮮でした。
・紹介された本はどれも面白そうで、今度借りて読んでみようと思いました。普段読まないようなジャンルの本も知れてよかったです。

1年生ビブリオバトル実施

10月26日、1年生全クラスで「ビブリオバトル」を行いました。本校では、「本に触れる機会をもつこと」「プレゼンテーション力の育成」「紹介本を通して友だちの意外な一面を知ること」を目的に取り組みました。これまで、国語科の授業の中で発表準備や練習等を行ってきました。

googlemeetを用いて全クラス共通のガイダンスを行った後、各教室で発表が始まりました。前半は、クラス内でグループに分かれ、グループ内での発表を行いました。本を手にしながら、その本の魅力を紹介し、発表後に意見交換が行われました。

後半は、各グループ代表が前に出てクラス全員の前で発表しました。クラス全員を引き込む魅力的な発表も見られました。最後に、チャンプ本の投票とアンケートの回答をgoogleフォームで行いました。

本を読み、感想を気軽にクラスメイトと伝えあう雰囲気が生まれるきっかけになってほしいと願っています。

 

◎生徒の感想

・自分の伝えたいことにどう繋げていくかを考えながら話すのが楽しかった。内容を知らない人に説明するのは難しくてもやりがいのあるものだと思った。
・自分の考えを人前で大きな声で伝えるのはとても勇気がいることだと思った。その勇気を出して発表する機会に出会えてよかった。
・聞き手に話しかけるように発表することが難しかった。聞き手に伝わるように間を意識したり、本を全員に見せたりしながら発表出来たので良かった。
・現在の社会と結びつけている人が多くて、すごいと思った。また、発表のスキルも高い人が多くて、楽しみながら聞けたし、読んでみたい本と色々と出会えたので良かったです。

 

 

図書室より 2021年度を振り返って

図書室より 2021年度を振り返って

2022.3.22

 7月に『二水50選改訂版』を発行しました。『二水50選』は生徒の皆さんに小説だけでなく、様々な分野の読書を薦めようと、全教科の先生の協力に基づき作成した図書紹介の栞です。一冊一冊が先生たちからのメッセージです。文庫・新書を中心に選定してありますので、是非、気軽に手に取ってください。知的好奇心を搔き立てられること請け合いです。その分野の学問への入口となることでしょう。

 年度末発行の二水図書館報「碧水」では、図書委員による『二水50選』から選んだオススメ本の感想文を掲載しました。

 今年度はコロナ禍の影響で委員会活動も限定され、例年2回実施している生徒による図書選定会も残念ながら中止となりました。

 二水版ビブリオバトルも何度も計画し直した末に、対面での実施は避け、2年生のみ、一人1台のChromebookで“meet”(オンラインミーティングアプリ)を用いての実施となりました。

 昨年度に引き続き今年度も様々な制約はありましたが、それでも貸し出し冊数が二年連続で4000冊を突破しているのはオウチ時間の中に読書習慣が定着したせい?もあるのでしょうか。  

 図書館入り口には立派な「本の返却ポスト」も設置されました。いろいろなジャンルの新着図書も続々と入ります。来年度、コロナが終息し、しかも図書館利用もますます盛んとなりますように。

 

 

 

令和3年度前期 読書週間

5月24日(月)から28日(金)の一週間は全学年読書週間でした。毎年この時期に催して、読書習慣の定着を図っています。朝のショートタイム前のひととき、1年生、3年生は自由に選択した本を用意し、また、2年生は4月から導入している集団読書(クラス全員で同じ作品を読むシステム。二水図書館には59作品を用意しているが、その中から今年度は10クラス10作品が選ばれている。のテキストを読みました。自由選択の1、3年生の皆さんはどういったものを読んでいるのでしょう?図書館にもたくさんの生徒さんが借りに来ましたよ。エンタメあり、部活の技術向上ハウツーあり、純文学あり、読書タイムには学校全体に静かな空気が流れました。

 

 

二水図書館へようこそ

新年度を迎え、二水図書館もより多く、より楽しく、より有効に御利用いただけるように準備しています。

 新入生、4月最初の情報の授業は、図書館ガイダンスを学校図書館司書が中心となって行います。

 まず、一冊の本との出会いから、求めさえすれば自分の世界が深く広くなってゆくという、先輩生徒の例をまじえての話を聴いたあと、「好きな本1.2冊を手にとって借りてみよう。」との呼びかけに応じ、新入生たちは借り受けの手続きを学びながら、たくさんの本を持ち帰ってくれました。

 どうか、よい本との出会いがありますように。

 本校の図書館は、カーペット張りの床で、校内履きを脱いで入室する場所です。勉強の合間にも、ほっとくつろいで心静かに過ごせる場所でもあります。

  たくさんの御利用をお待ちしています。

 

《司書より》

吉田松陰は『 読書というものは、最もよく人の心を変えるものである。書というものは、何と恐るべきものだろうか。 』と言っています。若いみなさんは毎日変化しています。

今までの自分と違った進化した自分をめざしてみませんか?

他人の言葉が自分を変えてくれることもあります。図書館にはそんな言葉があふれています。見つけに来てください。 

 

 


全校一斉読書を行いました。

 先月の前期読書週間(5月22日(火)~25日(金))にST前の時間を
利用し、全校一斉読書を行いました。
 今年度は、全学年とも、生徒一人一人が自分で選定した本を読みました。
ただその中でも、2年生は「1年生の時より、少し難度の高い図書にチャレン
ジする」、3年生は「自分の進路先及び志望大学で学びたいことに関連する図
書」といった学年に応じた条件があり、3年の生徒達が事前に図書館に来て、
自分の志望する専門分野に関する本を一所懸命に探す姿も見受けられました。
また、読書週間の最終日に1年生のあるクラスを覗いてみると、
『モンテ・クリスト伯』『幸福論』といった読み応えのある本を読む生徒もい
ました。あまりに集中し過ぎていて、ほぼ全員、チャイムが鳴ってもしばらく
読み続けていたのが印象的でした。

           

 今回の読書期間中、240冊もの貸出がありました。また今年度に入り、2年
生は「総合的な学習の時間」の探究活動で、図書館を頻繁に活用しており、
研究内容によっては、県立図書館から専門書をお借りすることもあります。
ぜひこうしたことが一つのきっかけになって、読書が生徒たちの生活の中の
一部になってくれたらと思っています。

ビブリオバトルを行いました


    先月の22日(水)に1、2年生がビブリオバトルを行いました。ビブリオバトルとは「人を通して本を知る・本を通して人を知る」をコンセプトとする知的な書評合戦のこと。今回のテーマは昨年に引き続き「面白い本」。自分が面白いと思う本を、各グループにおいてプレゼンし合い、グループ代表を選出し、最後はクラスの代表を決めました。
 

 グループ毎に楽しくプレゼン       ハリーポッターで意気投合
           
         
          みんなの前でプレゼン真っ最中


    また、本校で特に力を入れているのは、「表現力」。事前に生徒達は、聴き手が理解し興味を持ってもらえるようにと構成を工夫し、本番に備えました。本番では、発表者がプレゼンした後、聴き手よりコメント(「どのような内容だと理解したか」「良かった点・改善したら良い点」)を受け取り、本当に理解してもらえたのかどうか確認し、さらに改善策を考えました。
本、クラスの仲間、そして自分自身の新たな一面を知り得ると同時に、表現力を磨く良い機会になったようです。


    今年度初めてプレゼンに挑んだ1年生のあるクラスの振り返りから幾つか紹介します。

 ○内容を構成するとき、聞き手によりわかりやすいようにすると
 いうことがわかった。他の人のプレゼンを聞いて、読みたいと
 思った本がいっぱいできた。

 ○プレゼンの上手い人は、聴く人のことを意識してやっているん
 だなと思った。

 ○みんなの話し方がすごく聞きやすく、自分もできるようになり
 たいと思った。文に一貫性があると聞きやすいんだと思った。

 ○とても緊張し、練習のときはしていたジェスチャーが全くでき
    ませんでした。本当はもっとスラスラとしっかり暗記をして、
    みんなを引きつけるような感動してもらえるようなプレゼンが
    したかったです。やっぱり自信は練習からしか生まれてこない
       と改めて思いました。この経験を生かして、これからも失敗を
       恐れず、しっかりと挑戦します!がんばります。
 ○
プレゼンをする訓練にすごくなったなと思いました。

 ○今日自分がプレゼンしてみてプレゼンというものがすごく難し
   いと感じたし、代表の人のプレゼンを聞いて気づかされたこと
   学んだことがたくさんありました。すごく勉強になりました。

 ○いろんな人の話を聞いて読みたいと思う本がたくさんあった。
    自分のプレゼンをもう一度やり直したいと思った。

 ○クラスメイトの意外すぎる一面を知れておもしろすぎました!!
    みんなすごすぎる・・・!!

 ○みんなが思っている“面白さ”の違いがわかって、そこに面白さ
       を感じました。

 ○楽しく面白かった。本の魅力だけでなく、話し方についても学 
   ぶものがあった。

 ○人によって面白さの価値観が違うということは分かっていまし
    たが、その違いこそがビブリオバトルで、自分の特徴となって
   光ってくるんだと思いました。

今後は学年大会、1・2年の頂上決戦を予定しています。

 

「図書寄贈へのお礼の会」を行いました。

 二水図書館において、先月26日(水)に1,2年の図書委員が参加して、「図書寄贈へのお礼の会」がありました。図書を寄贈して下さったのは、本校23期の松原清先生です。今回、松原先生より先生ご自身が選んで下さった本92冊を含む197冊の図書を御寄贈いただきました。   
 当日のお礼の会では、藤井校長先生より、谷本正憲県知事からの感謝状が授与され、生徒会長の中嶋和さんから、「これから松原先生に寄せていただいた本を課題解決や情報収集、探究活動など自主的な学びのために役立て、貴意に沿うように使っていきます」と感謝と決意の言葉が贈られました。
 会の最後に、松原先生より後輩達に向け、「長い目でどんな世の中になっていくか、見てほしい。その上で、将来の進路選択のヒントとして活用してほしい」とのお言葉がありました。先生の思いを受けとめて、一人でも多くの人が本を手に取ってくれたらと思います。

   
  
    

      

  

新学期前、 “ほっと”な二水図書館を覗いてみると・・・

   新学期を控え、まだまだ暑い日が続いていますが、
そんなある日、二水図書館を覗いてみると・・・
生徒たちが、思い思いに読書や調べ物に取り組んでいました。
その中には、高校に入って初めての読書感想文を書こうと、
本を探しに来る1年生もいます。

また、2年生のあるグループは、約1ヶ月後に控えた修学旅行先の台湾を調べていました。
初めての台湾でどんな発見があるのか、今から楽しみですね。

そして、隣の学習室を覗いてみると・・・、
3年生が真剣な眼差しで受験勉強に取り組んでいました。  
ガンバレ3年生諸君‼

       
  夏休みのある日の二水図書館の様子      修学旅行先の台湾を調べる生徒達
   

                      
         夏休みのある日の学習室の様子

 ところで、二水の図書課では、この夏に、『ビブリオバトル』(競技スタイルの書評発表会)を
図書委員の生徒を集めて行いました。
京都大学の学生さんが考えたというこの知的なゲーム、今回のテーマは“元気になれる本”

(今回は、多くの人が初対面同士ということで、まずは自己紹介ゲーム等をしました。
そして、いざ本番へ!)
生徒一人一人が、自分が元気になれる本を持ち寄って3分間プレゼンを行い、
その後に質疑応答の時間を設け、最後は投票で「チャンプ本」を決めました。

              
             これぞと思う一冊を手に、只今プレゼン中・・・

以下は、参加生徒の感想です。

・初対面の人と自分のオススメの本を紹介しあうのに、最初は少し抵抗があったけれど、実際  にやってみたら意外とおもしろかったです。

・人生初のビブリオバトルだったんですが、失敗を恐れずすることができました。

・私は1分程度しか話せませんでしたが、3分間しっかり話している人が多くてすごいなと思い     ました。今日の経験を次に生かせればと思います。

・3分間しゃべる続けることの難しさを感じます。相手が知らない本を紹介する際には、内容を丁寧に説明するより、物語の雰囲気や、ジャンルなどを明確にしたうえで、物語のさわりに触れておけばいいのが分かった。

・自分の知らない本ばかりで、どれも読んでみたいと思ったし、知っている本もまた、もっと深く 読み込んでみたいと思えた。

・初めてのビブリオバトルで緊張した。久しぶりに本を読む機会になった。

人に順序立てて説明する難しさを感じた生徒も多く、よい経験になったようでした。
また、これをきっかけにして2学期以降も、読書の輪が広がってくれることを願っています。
  
      
  途中の休憩時間の様子・・寛いでいます。    チャンプ本を片手に微笑む
                                優勝した2年生の高橋さん

七夕に、二水図書館より願いを込めて…。

7月7日(木)は七夕の日。
二水図書館でも、七夕用の笹竹をガレリアに飾りました。

すると、担任や部活の先生方から聞いた生徒達が、次から次へと自分の願いを
したために来てくれました。
気づけば準備してあった短冊60枚もあっという間になくなってしまい、
急きょ新たな短冊を用意しました。


それにしても、自分の願いを考える時の生徒達の表情は真剣そのもの。
いい表情をしています。
書き終えると思いを込めつつ、笹の葉に短冊を結んでいました。
一人一人の大切な大切な願い、叶うといいですね。 

         
          私の短冊、どこに結ぼうかなあぁ~。
 

    
 楽しそうに短冊を結ぶ仲良し3人組。    さりげなく踏み台を押さえてくれる友達、いいね。
  

               
             七夕飾りの向こうでは、二水祭のダンスの練習をする風景も…

 
     
  短冊片手に、本もパラパラ。            図書館前の廊下は先月まで画廊でした。 
                                さて7月は‥。                   


【読書週間】クラスみんなで読んでいます‼


 先週(5月24日(火)~27日(金))は前期読書週間でした。
毎朝10分間、1年生と3年生は、クラス毎で選んだ本を読み、感想を書きました。
また、2年生は最近の新聞記事(熊本の地震、人工知能(AI)に関するもの等)を読み、
要約や意見を書きました。
それにしても、集中して本や記事を読んでいる生徒達の様子がとても印象的でした。

    
(あるクラスで、真剣に本を読む生徒達。
担任の先生も、生徒と一緒になって、同じものを読んでいます。)

ちなみに、どのような本を読んでいるかというと…
1年生は、『沈黙の春』(レイチェル・カーソン作)、『こころ』(夏目漱石作)
            『友情』(武者小路実篤作)等。
3年生は、『人生論ノート』(三木清作)、『沈黙』(遠藤周作作)、『母』(三浦綾子作)
            『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』(山田真哉作)等。



  

 さて、いよいよ総体総文がスタートしました。
二水高校でも、生徒、教職員が一丸となって、試合や発表会、研修等に
全力で取り組んでいます。そこで、二水図書館も全力サポート。
この時期にお薦めの本として、部活動関連の本を紹介しています。
自分との闘いや、仲間との絆を扱った、感動や時には苦い涙、そして笑いありの
作品ばかりです…。
そして来週には、総体総文を経て、また一つ成長した生徒達の姿を見ることができるでしょう・・・。

       


二水図書館へようこそ

 新年度、学校が新たなスタートを切ると同時に、図書館も新3年生、新2年生、
そして400名の新たなお仲間を迎える準備が整いました。

先週も、その1年生を対象に、学校図書館司書が中心になって、
図書館ガイダンスを行ったばかりです。

   さて、高校3年間は、人生の中でも感受性の豊かなとても大切な時期。
この期間の様々な出会いが、その後の人生を大きく左右するかもしれません。
そしてそれは、本についても言えること。
人生を決めるような一冊の本との素敵な出会いがあることを願って、この1年間、
二水図書館を運営していきたいと思っています。


      

        

表彰式(図書課)

校内読書感想文コンクールと3年間の図書館利用上位者の表彰式を行いました。 

平成27年度 校内読書感想文コンクール
 
 優秀賞(2名)

  石川県読書感想文コンクール 課題読書の部 優秀
  全国高校生読書体験記コンクール 入選


 優良賞(10名)
  全国高校生読書体験記コンクール  出品   4名
  石川県読書感想文コンクール 課題図書の部 1名
                      郷土の部    2名
                      自由読書の部 3名



  校内読書感想文コンクールで優秀賞、優良賞に選ばれた12名と、
  3年間の図書館利用(図書貸出)上位者5名には、賞状と記念品が贈られました。