学校行事

6年生を送る会

2月24日,今年度最後の児童会行事「6年生を送る会」がありました。これまでお世話になった6年生に感謝の気持ちを伝えようという1年生から5年生の一生懸命な思いと,その思いをあたたかく受け止めていた6年生の優し気な表情がとても印象的でした。

4年生は,「宝達諸島へ出航だー!」と題して,アニメ「ワンピース」のキャラクターに扮して,行事や委員会で6年生にお世話になったことをコント仕立てにして表現しました。笑いを誘いながらも感謝の気持ちが伝わってくるような楽しい劇で最後は思い出のスライドを流しながら感謝のメッセージを大きな声で届けていました。

 

1年生は,あ さ が お,け い さ ん,く じ ら ぐ もなど,今年1年で勉強してきたことやできるようになったことをアナグラムで紹介しました。6年生は,一生懸命がんばる1年生の姿を見ながら,自分自身の入学当初のことを思い出していたのではないでしょうか。その後「ソラソラ☆あおぞら」を元気いっぱいに歌って 6 年生にエールを送っていました。

 

2年生は,世界の国のいろいろな言葉の「ありがとう」をクイズ形式で紹介しながら,6人で声を合わせて,心を込めて「ありがとう」の気持ちを伝えました。「世界の国から ありがとう」の合唱も,2年生6人の声と振り付けがそろっていて,「中学校へ行ってもがんばってください」との応援メッセージが届けとばかりに全力で歌っていました。

 

3年生は,3年生の国語教材「3年とうげ」を「6年とうげ」にアレンジして劇をしました。原作の「3年とうげ」も楽しいお話ですが,さらにバージョンアップして,この6年間の世の中の動きもふり返りつつ,より楽しいお話にして演じてくれました。6年生もかつて学んだ「3年とうげ」を思い出しつつ,原作との違いを楽しみながら観賞したのではないでしょうか。

 

5年生は,今回の「6年生を送る会」の全体を企画・運営してくれました。現6年生に代わって,これから押水第一小学校を引っ張っていくのは5年生です。プレッシャーもきっと感じていたと思いますが,楽しく,頼もしく,かつスムーズに会を運営してくれました。会場全体を把握・確認しながら司会進行をする姿,マイクなしでもはっきりとした声で開閉会のあいさつをする姿,チームワーク抜群で学年出し物の劇「大明神ふり返る」を披露した姿,どれも5年生の大きな成長を感じさせるものでした。そして,最後に6年生一人一人に向け,これまでの感謝を伝えました。6年生の卒業後は最上級生というリーダーのバトンを受け継ぐ者として,胸を張り,凛とした姿と大きな声で,その感謝の思いを述べていました。

 

そして6年生。各学年の発表を聞きながら,温かい表情で見守ったり,真剣な表情で凝視したり,大笑いしながら楽しんだり,6年生を送る会全体をじっくり味わっているようでした。6年生の出し物「卒業間近!!マジか」は,内容も練習計画もすべて6年生が自分たちだけで考えたということです。学校生活のいろいろな場面を6年生11人が劇で楽しくふり返り,体育館全体が温かい雰囲気となりました。下級生も,出し物を演じる6年生の顔をじっと見つめ,学校の教室,廊下,運動場,体育館など,いろいろな場所・場面でお世話になった6年生を目に焼き付けているようでした。

 

今年度も本当にもうあとわずかです。全員で令和4年度の有終の美を飾りましょう。