やすらぎ加賀教室の日誌

第3回事例検討会が行われました

 12月1日(金)15:30より、 加賀市青少年育成センター2Fの集会室において、第3回事例検討会が開催されました。今回の講師には、金沢大学の原田克巳准教授、県教員総合研修センターの高野真一指導主事を迎え、加賀市内の小中高・特別支援学校、関係機関等から20名の方が参加されました。  
 今回もPCAGIP法による事例検討を行いました。PCAGIP法の運営もスムーズに進めることができ、皆さんから質問やアドバイスなど、積極的で活発な発言があり充実した検討会になりました。     

 今回は、欠席は多くはないが、SNSでのやり取りから抜け出せずに辛いと訴えきた生徒
の事例でしたが、本人の意欲的でない学校での様子や家族との関係などについて、状況をより理解し適切な指導に生かせるよう、皆さんから多くの発言をもらいました。

支援のアイデアについては、

 ・学校側の、保護者と一緒に考えてゆく姿勢を伝え、両親に本人の現状をきちんと理解してもらう。普段から母親との関係を作ってゆき、指導に巻き込んでゆくと良い。

・本人の困り感、頑張りを理解し、承認欲求を満たしてあげる。

・本人の10年後(将来)を考えてもらい、そのために今どうすれは良いか、何ができるかを一緒に考えてゆく。

・他の教員の協力をもらい、一人で抱え込まないように。

・保護者との話し合いの時に、今持っている沢山の情報をテーブルの上に載せてゆくとよい

・本人がやりがいを感じられる手立てを考えるとよい

等々、お二人の講師からの助言も含め、多くのアイデアが出されました。参加された皆さん、どうもありがとうございました。
             

  
                教室では、きれいに咲いた花が冬の到来を告げています。
                    

    シャコバサボテンのクリスマスカクタスが、まだクリスマスには早いですが薄桃色の素敵な花びらを披露してくれています。