日誌

全校登校日

 4日(金)は全校登校日でした。家庭の都合等で5人が欠席しましたが、23人は暑い日差しにも負けず元気に登校してくれました。

 朝は全校集会です。まず校長から次のような2つの話をしました。

・今日は夏休み15日目…よい夏休みするために、自分のめあてをもっていますか?よい夏休みにするためには、自分のめあてを持つことが大切です。夏休み前にみんなで確認した『夏休みの生活』を思い出し、もう一度自分のめあてを確認しましょう。自分のめあてをもって、残りの夏休み、『自由な時間』を思う存分楽しんで下さい。

・校長先生が一番気になっていることは何でしょう?そう、『熱中症』です。最近毎日のように、熱中症警戒アラートが発令されています。熱中症にならないためには次の4つ、「よくねる」「ごはんはしっかり」「こまめな休憩・水分」「きけんな時間に注意」を守って熱中症にならないようにしましょう。

 次に、加賀先生から平和集会として絵本「ミサコの被爆ピアノ」の読み聞かせがありました。

・被爆ピアノの声に耳をすまし平和を想う物語です。広島に原爆がおちた日、爆心地より1.8キロの地点で1台のピアノが被爆しました。今なお現存する「被爆ピアノ」が、戦争の苦しみと平和への願いを奏で続けているというお話でした。

 子どもたちは、静かに読み聞かせに聞き入る姿が見られました。次に、本日午後の親子議会で学校代表で参加する6年柳歩那さんが、練習もかねて質問内容を紹介してくれました。

【質問の概要】「これからの安心・安全な町づくりのために」
【質問の内容】
 5月5日、あの地震から3カ月がたちました。私が住む正院町は、市内でも特に被害が大きく、そのつめあとは今でも残ったままです。それでも、ゴールデンウィークが終わった5月8日から、私たちはいつも通り学校で学ぶことができています。これは全て、市長さんをはじめ市役所で働くみなさんや、地域・家族・先生方のおかげだとあらためて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
 地震の後、私たちのクラスでは「安全・安心な町づくり」をテーマに、自分たちの命を自分たちで守るために、今回の地震について調べ、自分たちにできることは何かを考えています。例えば、私たち子どもにもわかる正院町のハザードマップづくりや、町の皆さんに笑顔と元気を届けられる取組などです。6月には正院公民館で,公民館長さんや区長会長さん,仮設住宅に住んでいる地域の方のお話を聞くことができました。改めて今回の地震のこわさを知り,自分たちにできることをやりとげたいという強い思いが生まれました。また,7月にはその方々を学校に招いて,今自分たちにできることは何かをまとめ報告し,いろいろなアドバイスもいただきました。2学期からの学習につなげたいと思います。その学習の中で、2つ気になることがあります。

 1つ目は、津波対策です。今後、地震が起こる場所によっては、津波が起こる恐れがあると聞きました。学校のみんなに防災アンケートを行ったところ、約半数の人は、学校以外の場所にいる時に、津波が起こった場合、どこに避難すればよいかをよく知りませんでした。正院町の区長会長さんに町の防災対策をうかがったところ「防災訓練をしている」と聞きました。地域の防災訓練にすすんで参加することが自分の命を守る事になると思うので、これからは参加したいと思います。

 2つ目は、地震の被害を受けた空き家です。正院町にはまだ今にもこわれそうな空き家があります。それは、私たちの通学路のそばにもあります。特に、学校のすぐ横にある旧正院小体育館は毎日目にするので、崩れたままの屋根を見るたびに,また大地震が起きたらと考えるとすごく不安です。

 そこで、市長さんに2つ質問があります。
 1つ目は、市民の防災訓練の参加率を上げるため、今後珠洲市ではどのような取組をすすめていくのですか。
 2つ目は、地震の被害を受けた空き家や建物を、今後どのようにされる予定ですか。 
 お考えを教えてください。どうぞよろしくお願いします。

 その後、朝の会を行い、次に鼓笛練習です。9月の運動会に向けての練習のスタートです。今日は熱中症対策として短めの練習としました。まず、体育館で行進練習、続いて音楽室等で演奏練習を行いました。短い練習でしたが、集中して汗を流しながら頑張る姿が見られました。

 最後は、学級活動の時間です。学級それぞれに夏休みの学習をすすめたり、楽しい活動に取り組んだりする様子が見られました。暑い日となりましたが、最後までみんなよくがんばっていました。