学校の様子

Angelo's Corner!

4月16日(火)

昨日までとは違って、雨模様の朝となりました。

さて、生徒玄関ホールに、ALTのアンジェロ先生のコーナーがあります。定期的にリニューアルされて、私たちに外国の文化を教えてくれたり、様々なトピックなどを提供してくれます。ぜひ、立ち寄って英語に触れてみてください。習っていない単語などもあるかもしれませんが、細かい部分はあまり気にせずに、どんなことが書いてあるのか大まかに内容を掴んでください。

 

今回のAngelo's Cornerは「ジャッキー・ロビンソン」特集です。野球好きの私にとっては大変馴染みの深い名前です。彼は不可能を可能にした伝説のMLB(メジャーリーグベースボール)選手であり、近代メジャーリーグで1940年代後半~50年代に掛けて活躍した最初のアフリカ系アメリカ人プロ野球選手です。人種の壁を破った彼の偉業は、野球界に革命をもたらしただけでなく、社会にも大きな道を開きました。

1945年、J.ロビンソンは、ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース:大谷選手、山本選手の所属チーム)傘下のマイナーリーグチームでプレーすることになりました。J.ロビンソンをスカウトしたドジャースのオーナー、ブランチ・リッキーは、彼に一つの条件を突きつけていました。それは、『差別を受けてもやり返さない勇気を持て』ということ。彼はフィールドでこれに応え、ついに1947年4月15日、ドジャースでメジャーデビューを果たします。しかし彼は、観客や相手選手、メディア、チームメイトからも激しい人種差別を受け続けました。スタジアムの外でも、本人や家族が命の危険にさらされるほど。それでも、卓越した才能と人格で、オールスターゲームに6回出場し、1949年にはナショナルリーグMVPを受賞、ドジャースをナショナルリーグ優勝6回、ワールドシリーズ優勝1回に導くことに貢献しました。

そんな彼の輝かしい栄光を賞賛するため、メジャーデビュー50年目にあたる1997年4月15日、彼の背番号「42」番は唯一、MLB全球団を通じた*永久欠番に指定されました。そして2004年、この日を記念して「ジャッキー・ロビンソン・デー」が制定されました。この日は、選手だけでなく、監督やコーチ、審判、そして多くのファンも「42」を着用して、彼の歴史的偉業を称えるのです。

*永久欠番とは

その球団に多大な貢献をした選手や、偉大な成績を残した選手が着けていた背番号を、今後誰にも使用させず、末長く栄光を称えること。J.ロビンソンの背番号「42」は、所属球団だけではなく、すべてのメジャーリーグ球団において、永久欠番となりました。