R7_7月_歳時記

無心

 相撲部がやりました!先日行われた県大会で見事優勝!相撲は県で一番になると全国大会が確定します。

決勝戦はこれまで何度も苦汁を味わった金沢学院大学附属中学校。もはや何度対戦しているかわかりません。過去の成績は向こうが上回っています。相撲の勝負は一瞬で決まります。土俵に上がってからすでに勝負は始まっています。相手との間合い・呼吸・気迫・・・。立ち合いの鋭さも重要ですが、いかに自分の形に持ち込めるかが勝敗の鍵となります。真向当たるのか、それとも変化するのか、そして相手はどうくるのか・・・。本当に一瞬の勝負であり、それが相撲の魅力でもあります。

 先鋒戦、両校エースを起用してきました。3人制の勝負で、先鋒の役割は特に重要です。そしてそれはお互いの監督も十分わかっています。エース同士の力のこもった勝負は金沢学院中に軍配が上がりました。万事休すです。しかし、ここからがすごかった。南中の頼れる2年生コンビがなんと立て続けに勝利し優勝が決まりました。おそらく余計なことを一切考えず、これまで何千回も積み重ねてきた稽古で会得した、無心の境地だったのだと思います。

 選手のみなさん本当によく頑張りました。保護者のみなさんおめでとうございます。そして何より、外部指導者として日々親身になって指導してくださっている西村先生、寮で子どもたちを支えてくれている奥様。本当にありがとうございます。これからも南中相撲部をよろしくお願いします。

 令和7年度全国中学校相撲大会は火の国熊本で行われます。目指すは全国制覇!頑張れ南中の力士たち!